米ミサイル巡洋艦2隻が台湾海峡を通過した
韓国ソウル(CNN) 日本を拠点にする米海軍第7艦隊は28日、米海軍の誘導ミサイル巡洋艦「アンティータム」と同「チャンセラーズビル」の2隻が同日、台湾海峡を通過したとの声明を発表した。
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国際法に見合った国際水域における航行の自由の実践であると主張。同海峡通過の航行は続行中であり、「外国軍からの干渉の行動はこれまでない」とも述べた。
米海軍戦闘艦船による台湾海峡の航行は、米下院のペロシ議長による台湾訪問をきっかけに米中関係が今月、一層悪化した後では初めて。
中国は議長の訪台に強く反発し、台湾を囲むような6区域を設定し、4日間の軍事演習を実行してもいた。この演習の終了後も台湾海峡の中間線を越える中国軍機は以前に比べて増大しており、台湾への軍事圧力を強めている。
第7艦隊の声明は、米国は自由で開かれたインド太平洋地域の実現を決意しており、米軍は国際法が許容する全ての場所で任務を遂行し、航空機を飛ばし、艦船を航行させると主張した。