イラクの首都で大規模な衝突が発生、もはやバクダット市内は交戦地域

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イラクではイスラム教シーア派の指導者サドル師が率いる勢力と、同じシーア派でイランの支援を受ける勢力が武力衝突する事態に発展、首都バクダットのグリーンゾーン(首相府や政府庁舎が集中するエリア)で激しい交戦が続いている。

バクダット市内の状況は両勢力の支持者が衝突したというより「両勢力の支持者が交戦している」と表現する方が適切

サドル師が率いる政党政党「サーイルーン」は昨年10月の総選挙で74議席を獲得、一方で親イランを掲げるファタハ連合は議席数(48→17)を大幅に減らし、選挙結果に納得がいないファタハ連合は選挙で議席数を減らした他の勢力を巻き込み「選挙の無効」を訴えたが裁判所に退けられたため、スンニ派やクルド人と手を結び新政権樹立に欠かせないクルド自治政府首相の選出を阻止、選挙から10ヶ月が経過しても両勢力の対立が収まらず政権樹立の目処は立っていない。

この事態を打開するためサドル師は支持者を議会前に座り込ませて議会の解散と再選挙を要求したが、ファタハ連合を含む親イラン勢力がこれを拒否したため29日にサドル師は政界引退を発表、これに怒った支持者がグリーンゾーン(首相府や政府庁舎が集中するエリア)を襲撃、治安部隊や親イラン勢力のデモ隊と衝突して少なくない死傷者が発生している。

バクダット市内の状況は両勢力の支持者が衝突したというより「両勢力が交戦している」と表現する方が適切で、小銃だけなくRPGまで持ち出し激しい戦闘が行われている様子がSNS上にアップされ、このまま内戦に発展するのではないかと危惧されており、グリーンゾーンにある各国の大使館や国際組織の事務所では「スタッフの退避が始まっている」という噂まで飛び交っている有様だ。

ロシア軍とウクライナ軍の戦いの影に隠れて目立たないが、沈静化していたギリシャとトルコの軍事的対立が再燃する兆候、アゼルバイジャン軍がアルメニアとナゴルノ・カラバフを繋ぐランチに入り、リビアでは米軍かイタリア軍のMQ-9が撃墜され、モロッコとアルジェリアは互いに軍事力増強に邁進、ミャンマーでも反政府勢力との戦いが激化して住民が虐殺されており、エチオピアでもティグレ人民解放戦線との戦いが激化している。

どう見ても世界的な安全保障の環境は悪化しており、軍事力や防衛産業の価値や存在感が高騰していると言っても過言ではない。

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※アイキャッチ画像の出典:@Faytuks

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