ドイツ政府、自衛目的ならウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある

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ドイツ政府のベストライト報道官は31日、モスクワに対する無人機攻撃について「国際法的にウクライナが自衛目的でロシア領内を攻撃することは認められている」と発言、そのため「ウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある」と報じられている。

もしウクライナが攻撃手段を確保しているなら「空襲警報」に怯えるのはロシア人の番だ

ロシアではウクライナ侵攻後、国境を接するロシア領ブリャンスク州、クルスク州、ベルゴロド州で鉄道、通信、燃料、軍事物資を保管する倉庫といった施設が次々と破壊され、ロシア連邦保安局は昨年12月「ブリャンスク州で破壊工作を試みたウクライナ軍兵士4人を殺害した。この兵士達はTNT換算で40kg分の爆発物を所持していた」と発表、ウクライナメディアも「公開された身元によって兵士の死亡を確認した(同僚が死亡を確認しただけで軍は関与を認めていない)」と報じたため、ウクライナ軍による越境攻撃は日常的に行われている可能性が高い。

ドイツ政府、自衛目的ならウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある

出典:Liveuamap

さらに戦術弾道ミサイル「トーチカU」を使用してロストフ州のミレロヴォ空軍基地を2月25日に攻撃、謎の無人機(旧ソ連製のTu-141を改造したものを使用した可能性が高い)を使用してTu-95やTu-160が展開するサラトフ州のエンゲリス基地を12月5日に攻撃しており、ウクライナ軍の越境攻撃は空からも不定期に行われている。

このような越境攻撃について欧米諸国は「自衛目的の攻撃は合法」と繰り返し主張、英国のウォレス国防相は昨年7月「ウクライナでの戦いに利用されるロシア領内の軍事拠点やインフラへの越境攻撃は完全に合法だ」と、米国務省も今年1月「ロシア領への攻撃を好ましくないと考えているが、作戦の主権はウクライナにあり何を攻撃するはウクライナの自由で根本的にウクライナは侵略された側だ」と、ドイツのピストリウス国防相も今年4月「補給路の遮断目的なのでウクライナが敵地に進出するのは常識的な軍事作戦の範疇だ」と述べてきた。

ドイツ政府、自衛目的ならウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある

出典:Telegram経由

しかしロシア義勇軍や自由ロシア軍によるベルゴロド州への越境攻撃は前例のない規模(一時的にロシア領の拠点を支配)で、本作戦に米国製のHMMWVやMaxxProが使用された可能性(米国はSNS上にアップされた写真の信憑性を疑っている)があり、モスクワに対する複数の無人機攻撃はキーウに対するShahed-136を連想させたため物議を醸しているものの、英国のクレバリー外相は30日「ウクライナは自国を防衛する権利を有しており、これはウクライナへの武力行使の能力を弱めるため国境を越えて武力行使を行使することも含まれている」と発言。

ホワイトハウスのカービー報道官も「我々はウクライナが自衛に必要なものを与え続けるつもりだがロシアへの攻撃は支持しない」と述べたが、同時に「米国が提供した武器を使用して何をするかはウクライナ人が決めることで、彼らはロシアを攻撃するため我々の提供した武器を使用しないと保証している。しかし一度送られた武器は彼らのものだ」と付け加えており、越境攻撃を支持しないものの武器をどう使うかはウクライナ人の判断に委ねられているという曖昧な内容だが、ドイツ政府はロシア領への攻撃は国際法的に認めれていると発言して注目を集めている。

ドイツ政府、自衛目的ならウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある

出典:Telegram経由

ドイツ政府のベストライト報道官は31日、モスクワに対する無人機攻撃について「国際法的にウクライナが自衛目的でロシア領内を攻撃することは認められている」と発言、これを受けて現地メディアは「ベルリンがロシア領への攻撃の権利を認めた」と報じているが、しかし報道官は「そのような攻撃にドイツの武器を使用することは反対だ」と付け加えており、ウクライナが自ら調達した武器ならロシア領のどこを攻撃(自衛目的=軍事施設や戦争に利用されるインフラなど)しても問題ないという立場だ。

つまり戦争に利用される軍需産業やインフラへの攻撃は問題ないという意味(民間施設や民間人への被害を極力小さくする努力や配慮は求められる)で、特別軍事作戦は「国外の戦争」と考えていたロシアにとって戦場の拡大(国境地帯の守りや国内の防空に戦力を割く必要があるという意味)は本当に想定外だろう。

ドイツ政府、自衛目的ならウクライナにはロシア領を攻撃する権利がある

出典:VoidWanderer/CC BY-SA 4.0

因みに自由ロシア軍の司令官は「ロシア社会は剣を振り上げれば『剣によって殺されることもある』と認識しなければならない」と主張していたが、もしウクライナが攻撃手段を確保しているなら「空襲警報」に怯えるのはロシア人の番だ。

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※アイキャッチ画像の出典:Nickispeaki/CC BY SA 4.0

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