
エリザベス女王を追悼するため英ウィンザー城に集まった人々に手を振る(左から)ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、ヘンリー王子、メーガン妃=2022年9月10日、ロイター
英王室は10日、エリザベス女王の国葬を19日午前11時(日本時間同日午後7時)からロンドンのウェストミンスター寺院で実施すると発表した。静養先のスコットランド・バルモラル城で8日に死去した女王のひつぎは13日に空軍機でロンドンに運ばれ、バッキンガム宮殿に移される。14日に国会議事堂のあるウェストミンスター宮殿のホールに安置され、一般市民の弔問が可能になるという。
【祖母のエリザベス女王を哀悼、4人そろって登場】
国葬には、日本からは天皇陛下が参列されることで政府が調整している。バイデン米大統領も参列の意向を示している。
一方、新国王となったチャールズ3世の長男ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、次男ヘンリー王子とメーガン妃は10日、ロンドン郊外のウィンザー城周辺に集まった市民の前に姿を見せ、握手に応じるなどして交流した。
ヘンリー王子夫妻は2020年に王室を離脱し、米国に移住。兄弟の「不仲」も伝えられたが、この日は4人が一堂に会することで、ともに女王を追悼する姿を英国民に示した格好だ。【ロンドン篠田航一】