エリザベス英女王の国葬で最前列に並ぶチャールズ国王(左端)=ロイター
【ロンドン=酒井圭吾】19日のエリザベス英女王の国葬では、ひつぎに近い最前列に、チャールズ国王ら親族が着席したことが英BBCの映像で確認された。この後ろに、英連邦でチャールズ国王を国家元首とする英国以外の14か国の総督や首脳らの座席が続いた。
ロンドン市内を運ばれるエリザベス女王のひつぎ
中央付近には、旧植民地の国々が緩やかに結びつく国家連合「コモンウェルス」(英連邦)諸国の参列者の座席が割り当てられた。英連邦とは関係のない国の参列者はこの後ろに割り当てられた模様で、英メディアによると、バイデン米大統領は14列目に着席した。英国は、米国を「特別な関係」と位置づけるが、国葬では英連邦の関係性を優先させたとみられる。
ひつぎを挟んで向かい側には各国王室からの参列者が座り、天皇、皇后両陛下は6列目に着席され、隣はマレーシアのアブドゥラ国王だった。