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抗議活動に参加した人たちを拘束するロシアの機動隊員=ロシア・モスクワで2022年9月21日、AP
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を巡って部分的動員令を出したことに対する抗議活動が21日、ロシア国内で広がった。ロシアの人権団体「OVDインフォ」は同日午後10時すぎの時点で、抗議活動に関連して少なくとも38都市で1251人が拘束されたと発表した。
部分的動員令は、プーチン氏が21日の国民向けのテレビ演説で発令を明らかにした。詳細を説明したショイグ国防相によると、動員は予備役に限定した30万人規模で、徴兵制に応じた人や学生は対象にしないという。ロイター通信は、ロシア西部サンクトペテルブルクなどでは、部分的動員令が出された直後から入隊命令が市民に届き始めたと伝えている。
動員の対象は予備役の一部となるが、その範囲が明確ではないため、市民の間には警戒感が募っている。成人男性は今後出国禁止になるのではないかとの懸念が広がっており、動員令発表の数時間後にはロシアの航空券予約サイトで外国に向かう便の売り切れが続発した。
ロシアが兵力増強に乗り出したことを受け、ロシアに出稼ぎ労働者を送り出している周辺国は警戒を強めている。モスクワ郊外では20日、外国人向けの兵士募集窓口が設置された。英紙ガーディアンによると、ロシア政府は国籍の付与を引き換えとして外国人兵士の募集を強化する狙いがあるとみられる。このため、キルギスとウズベキスタンの両政府は自国民に対し、ウクライナでの戦闘には参加しないよう呼び掛けている。【パリ久野華代】
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