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ウクライナ政府はドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンのロシア連邦編入を見越して「重要な決定を発表する」と予告していたが、ゼレンスキー大統領は30日午後「NATOにウクライナの加盟申請を行った」と発表した。
ウクライナがNATO加盟申請を行ったことで「中立化達成」の可能性が潰えてしまい、プーチン大統領は出口の見えない消耗戦に引きずり込まれた
プーチン大統領は30日に「ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの連邦領編入に関する合意書」に署名、ロシア軍占領下のウクライナ領編入を国内外に宣言した格好だが、これに対抗してゼレンスキー大統領はNATOにウクライナの加盟申請を行ったと発表した。
ゼレンスキー大統領は公開された動画の中で「我々は事実上のNATO加盟国だ。ウクライナはNATO基準の相互運用性を戦場や交流の場で証明しており、我々が互いを信頼して助け合い、そして守り合っている。これがNATOのアライアンスの姿だ。ウクライナはこれを正式なものにするため手続きを開始した。我々はこれが実現可能だと知っており、フィンランドとスウェーデンが事前の加盟準備なしに加盟手続きを開始したのを目撃している」と主張。
但し「加盟手続きを開始するのに全加盟国の承認が必要であることも理解しており、加盟実現までのギャップを埋める代替案(ウクライナが提唱している新しい安全保障案=Kyiv Security Compactのこと)を提供して欲しい」と付け加えている。
プーチン大統領はドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンを連邦領に編入することで「核兵器の使用条件=国家存亡の危機」を満たし、占領地域を維持したまま長期間の停戦にウクライナや西側諸国が応じることを期待していた節があるが、政治的にも軍事的にもウクライナの中立化は絶対に譲れない条件だ。
しかしウクライナがNATO加盟申請を行ったことで「中立化達成」の可能性が潰えてしまい、プーチン大統領は出口の見えない消耗戦に引きずり込まれた格好と言える。
因みにウクライナが正式なNATO加盟国として迎えられるのかは未知数で、交戦中の国の加盟は認められないため仮に実現するとしてもロシアとの戦争終結後になる可能性が高い。
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※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
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