ウクライナ、NATO加盟申請へ ロシアの編入宣言に対抗

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ウクライナ、NATO加盟申請へ ロシアの編入宣言に対抗

NATO加盟の申請書を手にするゼレンスキー大統領(中央)=2022年9月30日、AP(ウクライナ大統領報道室提供)

 一方、プーチン氏はNATOの東方拡大をウクライナ侵攻の口実の一つとし、ウクライナのNATO入りを強く警戒してきた。ロシア側の反発は必至だ。

 ゼレンスキー氏は演説で、「私たちはNATOの事実上の同盟国だ」と語った。これまでにウクライナ軍がNATOの軍事訓練を受けてきたことや、侵攻を巡り加盟国から軍事的な支援を受けていることを念頭に置いた発言とみられる。さらに、ウクライナは既に加盟基準を満たし、「NATOへの道を歩み終えている」と主張。今年5月に加盟申請し、6月に加盟手続きの開始が正式に承認された北欧フィンランドとスウェーデンのような迅速な対応を求める方針を示した。

 これに対し、NATOのストルテンベルグ事務総長は30日、記者会見で「ウクライナが自らの安全保障体制を選ぶ権利を支持する」と語った。ただ、今後の手続きについては「加盟に関する決定は、加盟30カ国すべての合意がなければならない」と述べるにとどめ、見通しは示さなかった。

 一方、ストルテンベルグ氏は会見で、ロシアによるウクライナ4州の一方的な編入を「第二次世界大戦後、武力による欧州領土で最大の併合の試み」だと強く批判。一方的編入に際して実施された「住民投票」は国際法違反であり、「NATOの同盟国はこの領土(4州)をロシアの一部とは認めない」と強調した。

 また、プーチン氏が核兵器の使用を辞さない姿勢をちらつかせていることについては「ロシアが核兵器を使用した場合、(ロシアにとって)厳しい結果になる」と警告。最近のロシアの動きを、2月の侵攻開始以来「最も深刻なエスカレーション」だと指摘した。【ブリュッセル岩佐淳士】

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