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ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア本土をつなぐクリミア橋で起きた爆発について、イギリス国防省は、ロシア軍の兵力維持に大きな影響が出る可能性が高いと指摘しました。
イギリス国防省の分析によりますと、クリミア橋の自動車道路で起きた爆発によって、4車線のうち、2車線でおよそ250メートルにわたり数か所が崩落しました。
崩落していない2車線での交通はほぼ確実に再開したとする一方、交通量は大幅に低下するとしています。
また、並行する鉄道橋の被害の規模は不明だとしたうえで、鉄道輸送に深刻な支障をきたす場合、ウクライナ南部におけるロシア軍の兵力維持に大きな影響が出る可能性が高いと指摘しています。クリミア橋はロシア軍の大型車両を南部の前線に送る輸送路として大きな役割を果たしています。
橋の建設はプーチン大統領の肝いりで、プーチン氏の幼なじみが経営する企業が建設を請け負いました。爆発がプーチン氏の誕生日の翌日に起きたことからも、イギリス国防省は、「プーチン氏を刺激することになりそうだ」と分析しています。
TBSテレビ