プーチンの狙い、冬の電力遮断でウクライナ人から妥協を引き出すこと

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ホワイトハウスのカービー報道官は「ロシア軍による大規模な都市攻撃は長い時間をかけて準備されていた」と語り、米CNNは「本格的な冬に民間人への無差別テロや電力供給の遮断を強いて、ウクライナ人から妥協を引き出そうとしている」と指摘している。

プーチン大統領の意図を挫くには西側製防空システムの供給が重要だが、年内に到着予定の防空システムは最大4基

ホワイトハウスのジョン・カービー報道官は10日、米CNNの取材に「ロシア軍による大規模な都市攻撃は長い時間をかけて準備されていた可能性が高い」と語り、軍事的価値が殆どない民間インフラを対象にした攻撃についてヴィンドマン氏(元NSCメンバー)も「本格的な冬を迎えるにつれて今回の戦争が何処に向かうのかを示唆している」と、フランスのマクロン大統領も「この戦争の本質を大きく変えるものだ」と述べている。

プーチンの狙い、冬の電力遮断でウクライナ人から妥協を引き出すこと

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

米CNNはプーチン大統領の狙いについて「西側製兵器を使用するウクライナ軍にどれだけ後退することになっても敗北を受け入れるつもりがなく、民間人への無差別テロや電力供給の遮断をウクライナ人に強いることで平穏な生活を奪い、最終的に妥協を引き出して領土の割譲を達成する」と指摘しており、ウクライナは10日の攻撃から電力供給が回復するまで暫くかかると発表(各都市で計画停電を導入)しているが、11日朝から再び巡航ミサイルやイラン製無人機よる攻撃が始まっている。

プーチン大統領の意図を挫くには西側製防空システムの供給が重要で、ドイツのランブレヒト国防相は「ウクライナに提供を約束していたIRIS-TSLMの内、最初のものは数日以内にウクライナに引き渡す(元々11月までに引き渡し予定だったもので残りは年内に1基+来年に2基の予定)」と発表、米国も新たに高度な防空システムの提供を約束したが「何を何時までに引き渡すのか」は謎だ。

プーチンの狙い、冬の電力遮断でウクライナ人から妥協を引き出すこと

出典:diehl 中央がIRIS-TSLMで左がIRIS-TSLS

米国が引き渡しを予定しているNASAMSは計8基で、11月中に2基の引き渡しが予定されているが、残りの6基はについては何時引き渡されるのか不明で、米国が約束した「高度な防空システム」が広域をカバーするパトリオット・システムならウクライナ軍の防空システムは完全に「西側仕様」に生まれ変わるだろう。

ただロシアは「高度な防空システムの供給は完全にレッドラインを越える」と警告しており、核兵器使用をチラつかせて「ロシアに有利な戦場ルールの維持」に必死だ。

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※アイキャッチ画像の出典:Soldatnytt/CC BY 2.0 NASAMSランチャー

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