ウクライナ東部ドネツク州オレニフカにある破壊された捕虜収容施設。ロシア連邦捜査委員会提供(撮影日不明、2022年7月29日提供、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナ被占領地域再統合省は11日、ロシア側との交渉を経て、ロシア軍の砲撃を受けた東部ドネツク(Donetsk)州オレニフカ(Olenivka)刑務所での死者を含むウクライナ兵62人の遺骨の返還を受けたと発表した。
【写真】捕虜収容所で虐待・拷問横行 解放されたウクライナ兵証言
同省はソーシャルメディアに、交渉は難航したものの「英雄62人が帰還した」と投稿した。
両国は7月、ロシアの支配下にある同州のオレニフカ捕虜収容所に対する爆撃をめぐり互いを非難。民間施設や捕虜への攻撃を否定したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、ロシアによる「戦争犯罪」だと指弾していた。
ロシア側によると、同施設に収容されていたウクライナ人捕虜には、南部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)にあるアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所の防衛に当たったアゾフ連隊(Azov Regiment)の隊員も含まれていた。【翻訳編集】 AFPBB News