ウクライナに対するインフラ攻撃の被害は不明、節電を求められる時間は増加傾向

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ウクライナ政府はインフラ攻撃で生じた被害について公表していないが、政府や各地方自治体はブラックアウトを避けるため「より一層の節電」を市民と企業に要請しており、今のところ電力事情に改善の兆しは見えない。

ロシア軍は復旧する電力設備を繰り返し攻撃することで市民生活と企業の生産活動をジワジワと蝕んで行くつもりだ

ウクライナ政府は「インフラに対する攻撃結果を公表するロシア軍の攻撃評価に利用される」と主張して攻撃で被った被害を公表していないが、政府や各地方自治体はブラックアウトを避けるため「より一層の節電」を市民と企業に要請しており、日を増す毎に節電内容の要求も高くなっている。

ウクライナに対するインフラ攻撃の被害は不明、節電を求められる時間は増加傾向

出典:Alireza numberonCC/BY-SA 4.0 Mohajer-6

現時点で節電が要請されている地域(管理人調べ:南部や東部の電力状況は不明)はキーウ州、リヴィウ州、チェルニーヒウ州、ジトーミル州、チェルカースィ州、ドニプロ州、スームィ州、フメリニツキー州のみで、リヴィウ州を除く7州では午後5時~午後11時、リヴィウ州のみ午前8時~午前11時と午後5時~午後11時の間、電気ストーブ、電子レンジ、電気オーブン、電気ケルト、コーヒーメーカー、洗濯機、掃除機、食洗機、アイロン、テレビ、パソコンなどの使用を控えなければならない。

勿論、節電は組織や企業にも要請されており、戦火を避けるため全土からリヴィウ州に疎開した企業や工場も影響を受け始めている。

ウクライナも電力設備の復旧に手を尽くしているが「ロシア軍の攻撃でキーウ州の電力設備に深刻な被害が生じたため送電の緊急停止もありうる」と15日に発表しており、ロシア軍は復旧する電力設備を繰り返し攻撃することで市民生活と企業の生産活動をジワジワと蝕んで行くつもりなのだろう。

ウクライナに対するインフラ攻撃の被害は不明、節電を求められる時間は増加傾向

出典:IMA Media

因みにエネルギー価格上昇による影響はウクライナでも広がっており、現地メディアは「電力価格がコストを圧迫して操業停止や休眠状態に追い込まれる企業や工場が増えている」と警告している。さらにワシントン・ポスト紙は「イランが2種類の弾道ミサイルをロシアに提供する準備を進めている」と報じているのでインフラに対する攻撃は今後も続く可能性が高い。

追記:ロシア軍の攻撃でスームィ州の電力網が損傷して停電(一部の地域)が発生、17日から午前8時~午前11時(+午後5時~午後11時)の節電を導入すると報じられている。

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※アイキャッチ画像の出典:pixabay

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