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ゼレンスキー大統領は19日夜の演説で「ウクライナ軍が1ヶ月間にShahed-136を233機撃墜した」と明かしたが、18日~19日にかけて3つの電力施設(恐らく火力発電所)がロシア軍の攻撃で破壊されたため「全土で計画停電を実施する」と発表した。
電力施設の復旧量よりも破壊量が上回っているため「ウクライナの電力事情」はジリジリと悪化して行くのかもしれない
ウクライナ国営の送配電事業者「ウクレネルゴ」は「20日午前7時~午後10時まで計画停電が行われ地域毎に停電が最大4時間続く」と説明しているが、電力安定化に向けた作業が終了しない限り計画停電は継続される可能性があり、ゼレンスキー大統領は国民に「最大限の節電」を呼びかけている。
ゼレンスキー大統領は18日段階で「発電所の30%が破壊された」と明かしていたが、少なくとも19日攻撃でキーウ州の火力発電所が損傷を受けたことが視覚的に確認されているため、破壊された発電所の数は30%を超えている可能性が高く、市民生活への影響が無視できないレベルに到達しているのは誰の目にも明らかだ。
さらにキーウ市当局は「冷え込みが厳しくなっているため20日から熱供給システム(火力発電所や共同ボイラーからの温水や水蒸気供給)の稼働=各建物への暖房供給を開始する」と発表したが、これもロシア軍の標的になる可能性がある。
Video of yesterday’s (Oct. 18) attack on #Kyiv‘s #TETs-6 heat power plant on the northeast edge of the city. It looks like at least one inbound Russian cruise #missile was shot down as it was about to strike the plant, which had suffered an earlier hit. pic.twitter.com/WuOJqq3a4T
— Euan MacDonald (@Euan_MacDonald) October 19, 2022
もし熱供給システムに問題が生じても「最大限の節電」が求められる現状上ではエアコンや電気ストーブに頼るのは難しく、電力施設の復旧量よりも破壊量が上回っているため「ウクライナの電力事情」はジリジリと悪化して行くのかもしれない。
追記:スペイン国防省が発電機(400kVA×4基と150kVA×1基)の緊急提供を発表、3日以内にポーランドに到着してウクライナに向かう予定らしい。
ロシア軍が発電所の30%を破壊、ウクライナで大規模な停電が発生
※アイキャッチ画像の出典:BREAKING NEWS: UKRAINE
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