トルコとギリシャの対立が再燃、レーダー照射を裏付けるレーダーログを提出か

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ギリシャはNATO司令部に「トルコの戦勝記念日を祝うメッセージを削除しろ」と要求したためトルコ側が激怒、ギリシャのS-300に嫌がらせを受けたことを証明するレーダーログをNATOに提出すると発表した。

再び両国の対立が激化すればウクライナ問題で手一杯のNATOや米国は頭を抱えることになるだろう

トルコは8月末、エーゲ海と東地中海上空で任務を遂行中のトルコ空軍機がギリシャ軍のS-300にレーダー照射されたと明かして「この行為はNATOの交戦規則に従うと敵対行為に該当する」と主張、しかしギリシャは「そのような事実はなくトルコの言いがかりに過ぎない」と否定、さらにNATO司令部にも「トルコの戦勝記念日を祝うメッセージを削除しろ」と要求した。

トルコとギリシャの対立が再燃、レーダー照射を裏付けるレーダーログを提出か

出典:Greek Air Force

ドゥムルプナルの戦いでトルコ軍がギリシャ軍に勝利したことを祝う8月30日、これを祝うメッセージをNATO司令部はTwitterに投稿したがギリシャ外務省は「受け入れがたい」と主張して削除を要求、これについてエルドアン大統領は「トルコが存在するNATOは強力だが存在しないNATOは脆弱だ。トルコとNATOの関係を否定的に批判するギリシャの発言は無意味だ」と述べ、トルコ国防省も「S-300に嫌がらせを受けたことを証明するためレーダーログをNATO加盟国に提出する」と発表した。

両国はエーゲ海の領海問題や東地中海のEEZ問題で2020年に軍事衝突の一歩手前まで対立が激化、何とかNATOの仲介で衝突を回避することに成功したものの最近は領空・領海の侵犯回が増加傾向で、再び軍事的対立が高まっている。

さらにギリシャはトルコへのF-16売却を外交力やロビーを活用して妨害しており、今回のことをキッカケに再び両国の対立が激化すればウクライナ問題で手一杯のNATOや米国は頭を抱えることになるだろう。

追記:NATO司令部はギリシャの要求を受け入れ当該メッセージを削除、表現を変更した新たなメッセージを投稿することでバランスを取ろうとしている。

ギリシャ軍、クレタ島配備のS-300でトルコ空軍機にレーダー照射か

 

※アイキャッチ画像の出典:Jerry Gunner/CC BY 2.0 トルコ空軍F-16C

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