ロシア、ウクライナへのインフラ攻撃は飢餓をもたらし難民を発生させる

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露国営メディア「Russia1」の番組に出演した連邦議員達は「ウクライナに対するインフラ攻撃は最終的に飢餓をもたらし大量の難民が欧州に流れ込む」と評価しており、番組の司会者も「ロシアにはこの選択肢しか残されていない」と主張した。

西側諸国が提供する防空システム到着まで市民生活や経済がもつのか非常に怪しいが、ウクライナ軍の戦いを支える基盤への攻撃は決して軽視できない

露国営メディア「Russia1」の番組に出演したグルリョフ下院議員とドルゴフ上院議員の主張を要約すると「ウクライナの電力設備を破壊すれば電力は勿論、給水設備、下水設備、冷蔵設備が役に立たなくなり、電力を失えば鉄道の制御も困難になるため鉄道設備や鉄道橋を破壊する必要すらない。この状況下で一般市民はどうやって生活するのか?食事を調理すること、食品を保存することも、食料を運ぶ事もできなくなるだから。生活が困難になれば一般市民は国から脱出を試み、大量の難民が欧州に押し寄せるだろう」と述べている。

ロシア、ウクライナへのインフラ攻撃は飢餓をもたらし難民を発生させる

出典:Russia1 60Minutes

さらに「電気が止まれば決済システムも機能しなくなり、生産活動が停滞すれば労働者にどうやって賃金を支払うのか?ウクライナ経済は毎月何十億ドルもの支援で成り立っているが、残りの経済が崩壊すれば国は立ち行かなくなる。攻撃を行い結果を評価して確実に目標を破壊するという現在の戦術は古典的だが非常に効果的で、この攻撃を今後も継続していかなければならない」と主張。

番組の司会者も両議員の主張に同意して「ロシアにはこの選択肢しか残されておらず、ウクライナが戦いを止めようとしないのだから破壊を続けるしかない」と付け加えており、ウクライナ軍を直接叩くのではなく「インフラを攻撃して国家の継戦能力を破壊+何百万人もの難民を欧州に押し付けて経済的に追い詰める」という意味だ。

ロシア、ウクライナへのインフラ攻撃は飢餓をもたらし難民を発生させる

出典:BREAKING NEWS: UKRAINE

ウクライナ軍や治安当局に従事するウクライナ人の数は100万人前後に過ぎないが、国内には約4,000万人の国民が暮らしており、どれだけ愛国心が高くても「電気」も「水」も「暖房」も「食料」も無くなれば国を出ていくしかない。

約1週間の攻撃でウクライナは30%もの電力設備を失い国中で停電が発生しているため、西側諸国が提供する防空システム到着まで市民生活や経済がもつのか非常に怪しいが、ウクライナ軍の戦いを支える基盤への攻撃は決して軽視できない問題だ。

ロシア、ウクライナへのインフラ攻撃は飢餓をもたらし難民を発生させる

出典:Public domain

因みに米戦争研究所は19日の報告書の中で「ロシア軍はノーバ・カホフカにある水力発電所を自ら破壊して洪水を引き起こし、これをウクライナ軍の攻撃だと主張して3度目の撤退=ヘルソン州(ドニエプル川北岸地域)からの撤退を正当化する可能性がある」と指摘している。

確かにロシア軍占領下のヘルソン当局は「ウクライナ軍がダム(水力発電所)を攻撃して洪水を引き起こそうとしている」と主張しており、ここが破壊されると壊滅的な洪水をヘルソン周辺に引き起こすという指摘もあるため、ロシア軍は仕方なくドニエプル川北岸地域から撤退→本当にダムを破壊して洪水を発生させウクライナ軍の前進を阻むというシナリオを考えていても不思議ではない。

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※アイキャッチ画像の出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

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