米首都ワシントンの国務省で、記者会見に臨むフランスのカトリーヌ・コロナ外相(2022年10月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスのカトリーヌ・コロナ(Catherine Colonna)外相は21日、ロシアとの対話の道筋を閉ざさないことが重要だと訴え、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は奇妙な世界観にとらわれていると警告した。
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コロナ氏は米首都ワシントンの米戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies、CSIS)を訪問し、「プーチン大統領を含むロシアの意思決定者との対話の道筋を保ち続けることが重要だと考えている」と述べた。
さらに「プーチン氏はおそらく、独自の非常に奇妙な世界観にとらわれて孤立しているのだろう。こうした孤立を深めるのは得策ではない」として、「プーチン氏の過ちや方針転換の可能性について、こちら側の分析や評価にわれわれが言及する場合は、本人にも聞いてもらう必要がある」と述べた。
フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領はロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降もプーチン氏と対話を続けて東欧諸国から非難を浴びてきたが、米国もフランスほどではないものの、21日に外相会談を実施するなどロシアとのつながりを維持している。【翻訳編集】 AFPBB News