露安全保障理事会のパブロフ氏は「ウクライナの非悪魔化が必要だ」と主張、これにウクライナ側も「プーチン率いる安全保障理事会こそ非悪魔化が必要で、我々には実戦と経験を積んだ素晴らしいエクソシストがいる」とやり返している。

このレトリックが他の拡散してクレムリンを擁護するプロパガンダに採用されればオフィシャル化するかもしれない？

プーチン大統領が議長を務める安全保障理事会で補佐官を務めるアレクセイ･パブロフ氏は「ロシア語圏に対するウクライナ人の残虐行為は過激な宗教宗派（ハイパーセクト）の信者増加に原因があり、2014年のクーデターで権力を奪取した新政権はウクライナを全体主義的なハイパーセクトに作り変えてしまい悪魔崇拝が横行している」と主張。

出典：President.gov.ua / CC BY 4.0

さらに「特別軍事作戦を継続してウクライナの非悪魔化が必要だ」と訴えたため注目を集めており、ウクライナ国防安保委員会のオレクシー･ダニロフ氏も「プーチンが議長を務める安全保障理事会のメンバーこそ非悪魔化が必要で、我々には実戦と経験を積んだ素晴らしいエクソシスト（ウクライナ軍のこと）がいる」とやり返している。

パブロフ氏の言及は週刊誌（Аргументы и Факты）に寄稿された記事の中の話なのでオフィシャルなものではないないが、非ナチ化が非悪魔化に変化しているため海外メディアも関心を示しており、このレトリックが他の拡散してクレムリンを擁護するプロパガンダに採用されればオフィシャル化するかもしれない。

追記：エストニア議会に続きポーランド上院もロシアをテロ政権と認定

旧ソ連諸国、西側諸国の多くはロシア人のメンタリティーを理解していない

※アイキャッチ画像の出典：Francisco de Goya/Public Domain