ソウル転倒事故 翌日の現場の坂
韓国・ソウルの繁華街、梨泰院の転倒事故の死者は155人となりました。31日夜までに全員の身元が確認されています。
韓国政府によりますと、今回の事故の死者は31日夜までに155人となりました。いずれも日本人留学生の冨川芽生さんと小槌杏さんを含む全員の身元が確認されています。
31日は、冨川さんと小槌さんの家族が韓国に入り、遺体が安置されている病院を訪れて本人確認を行ったものとみられます。
事故をめぐっては、10万人を超える人出が予想されたにもかかわらず、警備体制が手薄だったのではないかと批判する現地報道が相次いでいます。
これを受けて、尹錫悦大統領は今回のような自発的な集まりについても適用できる雑踏事故を防ぐ仕組みが必要だと対策を強化する考えを明らかにしました。
警察は31日、およそ2時間にわたって現場で鑑識を行い、今後の事故の原因究明につなげたい考えです。