「支持者に高学歴いるのか」と批判する人もいるが…「天皇を中心に一つにまとまる国を」そんな参政党が掲げた「新憲法案」驚くべき中身 減税、子育て政策は?


少数政党に過ぎない参政党の勢いに各党は警戒

 公明党の斉藤鉄夫代表は7月10日、記者団に「大きく国民から注目を浴び、支持を集めていると実感している」と指摘。立憲民主党の野田佳彦代表も7月10日のスポーツ紙合同インタビューで「基本的な路線という意味では、むしろ警戒感を持たなければいけない存在ではないか」と述べたという。与野党幹部が「新興勢力」の台頭に警戒心を隠さない状況は異例と言えるだろう。

 注目されるのは、自民党への影響だ。非改選組を合わせて参院で過半数の議席を与党で維持できるかどうかが焦点になっているが、「日本人ファースト」を掲げる参政党の主張は自民党を従来支えてきた保守層に響きやすいとされる。わかりやすく、明快に訴える神谷代表の主張はSNSを中心に広がりを見せ、「空中戦」を苦手としてきた自民党は安倍晋三元首相を失った後の「岩盤支持層」確保に向け出遅れ感が否めない。

 勝敗を大きく左右するといわれる「1人区」は与党系と野党系の激しい戦いが繰り広げられており、参政党の台頭によって「岩盤」を逃すことになれば自民党は議席減に直結する。では、なぜ参政党は伸長する勢いを見せているのか。その背景を探る意味でも同党の憲法観や政策などを見ていきたい。



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