ノルウェー王女、公務引退 代替医療事業に専念


ノルウェー王女、公務引退 代替医療事業に専念

ノルウェー・オスロで、政府主催の行事に出席したマッタ・ルイーセ王女(左)とデュレク・ベレット氏(2022年6月16日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真】王女の公務引退についてコメントする国王夫妻、手をつなぎ笑顔を見せる王女とデュレク氏

 王室の声明によると、「王女は王室のパトロンとしての役割から退き、現時点で王室を代表することはない」と明らかにした。ただし、父親であるハラルド国王(King Harald)の意向により「王女の称号は維持する」という。

 今回の発表について王室は、「商業活動からノルウェー王室をより明確に分ける境界線を引く意図がある」と説明した。

 王室によると、王女とベレット氏が結婚すれば、同氏も王室の一員になるとはいえ、爵位は持たず、王室を代表することもないという。

 マッタ・ルイーセ王女と、「6世代にわたるシャーマンの家系」の生まれだというベレット氏の婚約は、ノルウェー国内に波紋を広げた。

 ベレット氏は自著の中で、がんは選択できるものだと主張。また自身のウェブサイトでは、新型コロナウイルスに感染した際の回復に役立ったとするメダルを販売している。

 一方王女は、天使と会話する能力があると公言している。2002年に「超能力者」としての活動を選択して以来、「殿下」の敬称は使用されていない。19年には、商業活動では「王女」の称号を使わないことにも同意した。

 ノルウェー王室は国民におおむね人気だが、9月に行われた世論調査では、回答者の17%が王室に対する評価を下げた。その理由としてほぼ全員が、王女とベレット氏の婚約を挙げていた。【翻訳編集】 AFPBB News



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