「思ったより空いていた」朝は目立った混乱なく 厳戒の大阪 G20

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G20サミットのため封鎖された阪神高速道路=27日午前8時34分、大阪市中央区(代表撮影)
G20サミットのため封鎖された阪神高速道路=27日午前8時34分、大阪市中央区(代表撮影)
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 大阪市で28、29日に開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、27日から同市内などで大規模な交通規制が始まった。市内を走る阪神高速環状線などが早朝から封鎖されたほか、一般道の一部も通行止めとなったが、これまでに目立った混乱はない。車の数も少なく、通常の5割を目指した大阪府警などの交通量削減策が奏功した形だが、府警は引き続き車の利用自粛を呼びかけている。

 同日午前6時ごろ、大阪市中央区の阪神高速・法円坂の入り口。山形県警の警察官らが「G20大阪サミットのため封鎖されます」と書かれた看板やコーン標識を置き、高速に入ろうとする車を一般道に誘導していた。

 阪神高速は30日までの4日間、大阪市内を走る環状線など10路線が早朝から深夜まで全面通行止めに。今後、首脳らの動きによってはほかの路線も一時的に通行止めとなる。27日の規制は午後10時ごろまで続き、28日早朝から再開される見込み。

 会場の国際展示場「インテックス大阪」(大阪市住之江区)がある人工島・咲洲(さきしま)。島に入る南港大橋の手前では、岡山県警や静岡県警の警察官らが通行する全車両を対象に、先端に鏡の付いた棒で車体の底を調べるなどした。

 コンテナターミナルが集まる咲洲。普段はトラックが頻繁に行き交うが、この日朝はそれほど多くなく、懸念された大渋滞は起きなかった。運送会社勤務の男性(20)は「混雑すると思って早めに家を出たが思ったよりもすいていた。サミット期間中は特に仕事もなく、事務仕事が中心になると思う」と話した。

 関西国際空港に向かう車もすべて検問の対象に。電車の利用者に対しても駅から空港に続く通路で、警察官が航空券や身分証を確認するなどした。

 規制は一般道でも。大阪市浪速区の交差点では、午前8時ごろから交通規制が始まり、大阪府警の警察官が道路にコーン標識を並べ、通行車両の運転手に行き先などを尋ねていた。

 期間中、一般道では首脳らが宿泊するホテル周辺など市内9カ所で、首脳らの移動に合わせて通行止めとなる。大阪(伊丹)空港から南海難波駅まで観光客を乗せてきたタクシー運転手の男性(43)は「市内の道は普段よりも走りやすかった。これから交通規制が増えてくるかもしれないので、渋滞が心配だ」と話していた。

 JR大阪駅近くでも、一部のエリアが一時通行止めに。首脳を乗せたとみられる車が警察車両に先導されてホテルに入ると、規制は解除された。同駅周辺にはホテルが集中し、時間帯によっては長時間立ち入りできない状態が続くことも予想されるが、この日午前は目立った混乱はなかった。

 同市内ではこの日から、大阪城天守閣が臨時休業するなど観光名所にも影響が出ている。通常通り営業する通天閣や水族館「海遊館」などでも手荷物検査が実施され、30日まで厳戒モードが続く。

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