米ロサンゼルスの住宅地で、2歳の女の子が自宅前でコヨーテに襲われて負傷する出来事があった
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスの住宅地で、2歳の女の子が自宅前でコヨーテに襲われて負傷した。父親がCNNに明らかにした。
【映像】女児が自宅前でコヨーテに襲われる 米
父のアリエル・エリヤフオさんによると、娘のアリヤちゃんがコヨーテに襲われたのは2日午後3時45分ごろ。保育所へ迎えに行き、自宅に戻ったところだった。
防犯カメラの映像は、コヨーテがアリヤちゃんに飛びかかって引きずり倒す様子をとらえていた。父は娘の悲鳴を聞いてすぐ駆け寄っている。
「すぐに駆け寄ると、コヨーテが娘を襲っていた。私は娘を抱き上げて、コヨーテを追い払おうとした」とエリヤフオさん。その場にあったペットボトルを投げつけると、コヨーテは逃げて行った。
両親は、アリヤちゃんのズボンに血が付いているのを見て病院に駆け込み、アリヤちゃんは狂犬病の予防接種を受けた。けがは快方に向かっているが、エリヤフオさんの子どもは2人ともおびえ切っているという。
一家が住むウッドランドヒルズは造成された住宅地。まさかこんなことが起きるとは思わなかったとエリヤフオさんは言い、「ここは動物園ではない。ロサンゼルスだ」「たとえ自分の家の庭であっても、子どもたちだけで外へ出すのが本当に怖くなった」と話した。
カリフォルニア州漁業野生生物局はアリヤちゃんを襲ったコヨーテを追っており、3日夜にはこの地域で目撃情報が複数寄せられたが、まだ捕獲はできていない。
コヨーテが捕獲されれば、アリヤちゃんの服から採取したDNAを使って鑑定を行い、問題のコヨーテは安楽死させて狂犬病に感染していないかどうか検査する。
住宅地にコヨーテが出没するのは異例だが、今年に入って近隣のオレンジ郡でも2歳の女の子がコヨーテに襲われていた。