出発するロシア軍の動員兵=9月27日、ウクライナ南部クリミア半島セバストポリ(AFP時事)
ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部クリミア半島の町ソビエツキーで10日朝、ウクライナ侵攻のため動員兵が集められたロシア軍の兵舎が火災に見舞われた。
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親ロシア派が通信アプリで伝えたところによると、2人が死亡したという情報があるほか、約200人が避難した。
ウクライナ人と先住民族タタール人のパルチザンを名乗る団体「アテシ」が同日夜、声明を出し「計画に成功した」と主張。人為的に火を付けたと訴えた。
これに先立ち、ウクライナの一部メディアは火災について「ドローン攻撃が原因」と報道。親ロ派は「フェイク(偽情報)」と否定していた。アテシは「ロシア軍を内部から破壊し続ける」と警告した。