
南シナ海・南沙諸島(スプラトリー諸島)のエルダド礁。米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズ提供(2022年11月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フィリピン国防省は22日、自国軍に対し、係争海域となっている南シナ海(South China Sea)の駐屯地に対する「脅威」があるとして、軍事プレゼンスを強化するよう命じた。前日には近くの海域での中国の「活動」が報じられていた。
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米メディアは20日、中国政府が南沙諸島(スプラトリー諸島、Spratly Islands)で埋め立てを行い、新たな土地が出現していると報じた。
国防省は、「西フィリピン海(West Philippine Sea、南シナ海のフィリピン名)のいかなる侵犯も同海域内の岩礁の埋め立ても、 パグアサ島(Pag-asa Island、中国名:中業島、Thitu Island)の安全保障に対する脅威である」との見解を示した。
同省は、軍に対して「パグアサ島近くで確認された中国の活動を受け、西フィリピン海におけるプレゼンスを強化する」よう指示したと明らかにした。
ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)前大統領は中国批判を避けてきたが、現職のフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos)大統領は中国の領海侵犯に対して強硬姿勢を貫いている。【翻訳編集】 AFPBB News