五輪聖火リレー公募165人 都が要項発表


7月1日から都の公募が始まる聖火ランナーが持つトーチ=28日午後、都庁

 来年の東京五輪に向けて、都は28日、聖火リレーのランナーの募集要項を発表した。公募人数は165人で、走行する区市町村にゆかりのある人が対象となる。公募期間は8月31日までで、選ばれた人は12月以降に連絡がある。

 ランナーになれるのは来年度に中学1年生以上で、性別・国籍は問わない。18歳未満は保護者の同意が必要。自ら火を安全に運べることが条件だが、介添え者の同行は認める。

 1人当たりの走行距離は200メートル程度で、ランナーにはユニホームが支給される。使ったトーチを購入することも可能。政治的・宗教的メッセージを伝えることはできない。このため、議員や首長はランナーになれない。

 応募には、自己PRや応募動機(400字程度)と区市町村への思い(200字程度)を書く。推薦者の推薦理由(400字程度)も必要。募集は、特設サイト(www.tokyo-runner.jp)か、都庁などに置いてある所定の応募用紙に記入して郵送する。

 ランナーの選考は、副知事がトップで約10人の委員で構成する都聖火リレー実行委員会が行なう。

 東京での聖火リレーは、「駒沢オリンピック公園中央広場」(世田谷区)から来年7月10日にスタート。15日間で全62市区町村を回る。全国のリレーは3月26日の福島県から始まり、計約1万人が走る。

 都の計画では、前半は主に多摩地域と島嶼(とうしょ)地域でリレーを実施。後半は区部を回り、都庁(新宿区)でゴールを迎える。



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