「ウクライナに栄光あれ!」と叫ぶ捕虜をロシアが殺害?ネット拡散“兵士銃殺動画”に非難の声 一方で“仲介役”に習近平登板も

ウクライナ兵の捕虜を銃殺した映像がネット上に出回り、ロシアへの非難が高まっている。 【画像】ロシア兵に銃殺されたとみられるウクライナ兵士の捕虜 第108独立強襲大隊の映像に映るのは、まだ雪の残る道を歩くウクライナの兵士たち。 場所は、激戦地のウクライナ東部とみられている。 痩せ細った木々のあいだには、ロシア側の塹壕が見える。すると・・・ 塹壕に潜んでいたのは、2人のロシア兵だ。 彼らは抵抗することなく、ウクライナ軍の捕虜になった。 その一方で、ネット上に出回った12秒間の映像が大問題になっている。 動画に映るのは、迷彩服を着てタバコを吸う男性。ロシア軍の捕虜になったウクライナ兵だ。 男性が「ウクライナに栄光あれ!」と口にした直後、いくつもの銃声が鳴り響く。 映像には、男性が撃たれて倒れる様子まで映っていた。 この“捕虜銃殺”映像がネット上に出回り、ロシアへの非難の声が高まっている。

習近平・国家主席が仲介役に?

出口の見えないウクライナ情勢。そこに、意外な存在が登場してきた。 それは、中国の習近平国家主席だ。 習近平国家主席は、20日の週にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談を行うと報じられた。 さらに習近平国家主席は、プーチン氏と会った後、今度はゼレンスキー大統領とオンラインでの会談を検討しているという。 ウクライナ情勢において“仲介役”になろうとしているのだろうか。 (「イット!」 3月14日放送より)

ネットの声

これまでの中国外交は、目の前にある現実から自国の利益の最大化だけが目的で、自分たちでより大きな動きを作る能動的な外交には縁がなかった。しかし、米国と張り合う大国になるためには、時にはあまり関係のない問題にも介入して、仲介の労を取らなければならない。この手の仲介は、交渉から疎外されたグループなどから反撥を食らうこともしばしばで、その結果いらぬ敵を作ることもある。おまけに、アメリカやイギリスに比べると、サウジとイランの仲介に成功したとはいえ、中国はこの部門での経験値が低く、対立する欧米の支持も望めない。そのため、今後も多くの失敗を重ねるだろう。もし、中国がロシアとウクライナの仲介という極めて難しい問題に粘り強く取り組み和平を達成すれば、それは中国が真の超大国になる大きな一歩となる。しかし、現在のようにいつでも逃げられる予防線を張っているようでは、アメリカと対峙する超大国にはなれないだろう。

100年前からロシア軍には騎士道も武士道もなく、ハーグ陸戦条約もジュネーブ条約も履行する意思がない。 軍および軍人の思考は簒奪者のそれでしかなく、殺害と略奪を否定しない。 これは、長期間ロシアと戦い続けた日本の記録からも明らかであるし、現在のウクライナの現状がそれを証明している。

イワン雷帝からの伝統で、敗者の生殺与奪は、勝った者の当然の権利と思っているのではないかと思う。 西欧諸国発祥の捕虜の人道的扱いに関する約束事など、別世界のことと思っているように見える。 プーチンに従うロシア人、ワグネルの兵士には、何故批難されるのか分からないことだろう。当たり前のことをやっているという感覚だろうから。