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ゼレンスキー大統領は岸田首相と会談した翌日にバフムート方面で戦うウクライナ軍兵士を激励するため前線近くの拠点を訪問、バフムートの包囲を試みるロシア軍の位置は10日前とほぼ変わっておらず、攻勢の勢いが落ちてきたのかもしれない。
ウクライナ側が提供する視覚的証拠が増加、これまでの法則に当てはめるとウクライナ軍が反撃に出ていることになる
ゼレンスキー大統領は岸田首相と会談した翌日(22日)、バフムート方面で戦うウクライナ軍兵士を激励するため前線近くの拠点を訪問して注目を集めており、兵士との面会後に約170km離れたハルキウも訪問している。
ゼレンスキー大統領が訪問した前線近くの拠点が何処なのかは不明だが、コンスタンチノフカ市内のガソリンスタンド(48.537293, 37.684978)に立ち寄っていることが確認されているため、最低でもバフムート中心部から約18km、最も近いロシア軍支配地域から約8kmの地点までゼレンスキー大統領が来ていたことになる。
偶然に居合わせた兵士達は店内の商品を物色し、自らコーヒーを注ぐゼレンスキー大統領の姿に驚いた表情を浮かべ、写真撮影や握手を求めて大統領に群がっている様子も公開されており、まだコンスタンチノフカ市内は比較的平穏で駐留する兵士も元気だ。
さらにバフムートの状況についても良いニュースがある。
バフムートの包囲を試みるロシア軍(ワグナー)の前進は停滞し続けており、ウクライナ軍はクロモヴェやイワニフスキーに対する敵の前進を許しておらず、T0504に近づく敵を南に押し返すため反撃が続いているらしい。
さらにクロモヴェ経由によるバフムートへのアクセスも機能していることが視覚的に確認(リンク)され、M03沿いに北へ前進していた敵の位置も10日前とほぼ変わっておらず、前線の位置を観察してきた管理人の感覚では「ロシア軍の勢いが落ちてきた」と感じている。
市内の様子も同様で3日前から敵の位置がほぼ変わっておらず、北地区のアルテモフスキー金属工場で若干の前進が見られるものの南地区では変化がなく、これが「一時的な静寂なのか」「攻勢限界に到達して再編成を行っているのか」は不明だ。
戦況マップに書き込まれた視覚的な証拠は以下の通りで、Ⓐ~Ⓔをクリックすればソースに飛べます。
- Ⓐ=ウ軍が森林地帯を進む敵を攻撃する視覚的な証拠
- Ⓑ=ウ軍のUAVが敵に爆弾を投下する視覚的な証拠
- Ⓒ=ウ軍の砲兵部隊が敵の潜む建物を攻撃する視覚的な証拠
- Ⓓ=ウ軍兵士が移動する視覚的な証拠
- Ⓔ=ウ軍の砲兵部隊が敵の潜む建物を攻撃する視覚的な証拠
ロシア側が提供する視覚的な証拠は減り、ウクライナ側が提供する視覚的な証拠が増えているため、これまでの法則に当てはめるとウクライナ軍が反撃に出ていることになる。
アウディーイウカの状況については様々な噂や報告があるものの新たな視覚的証拠は見つかっておらず、クラスノホリフカから西への前進についても評価が分かれており、今のところ前線の位置変化はなしと判断するのが妥当だ。
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
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