スーダン内戦7日目、正規軍側がハルツーム州に数千人規模の増援を投入

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スーダンの首都ハルツームを巡る戦いは準軍事組織(RSF)が市内の支配エリアを増やしており、一方の正規軍側もハルツーム州に数千人の増援を投入したと報じられている。因みにメロウェ空港で捕虜になった204人のエジプト空軍兵士は全員解放された。

RSF側はハルツーム国際空港の周辺やオムドゥルマンの白ナイル川沿いで支配エリアを増やしている

スーダンではダガロ副議長が率いる準軍事組織(RSF)が「21日午前6時から72時間の人道的停戦に合意した」と発表したが、ブルハン議長が率いる正規軍側は何も発表しておらず、アルジャジーラは「新たに北ハルツームで正規軍とRSFが交戦中だ」と報じている。

スーダン内戦7日目、正規軍側がハルツーム州に数千人規模の増援を投入

出典:GoogleMap ハルツーム市内の状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

正規軍側はハルツーム州に数千人の増援を投入したという報告があるが、RSF側はハルツーム国際空港の周辺やオムドゥルマンの白ナイル川沿いで支配エリアを増やしていると推定され、どちらの陣営が首都中心部を巡る戦いの主導権を握っているのか良くわからない。

因みにエチオピアのアビー首相は20日、エチオピア軍がスーダンとの国境沿いにあるアル・フシュカ地区(係争中の国境地域)に侵攻したというメディアの報道について「これは偽情報で両国関係を悪化させることで利益を得るものの仕業だ」と反論している。

スーダン内戦7日目、正規軍側がハルツーム州に数千人規模の増援を投入

出典:GoogleMap スーダンの状況/管理人加工(クリックで拡大可能)

追記:メロウェ空港でRSFの捕虜になった204人のエジプト空軍兵士は全員解放されたことが確認され、最初に解放された177人はメロウェ空港からドンゴラ空港までエジプト諜報機関が確保した安全な陸路で移動、そこから空路(エジプト空軍が輸送機3機をドンゴラ空港に派遣)でエジプトに向かい、残りの27人も赤十字などの仲介者が働きかけたことで解放され、陸路で560kmも移動してハルツームのエジプト大使館に引き渡されたらしい。

メロウェ空港からハルツームまでの最短ルートは約380kmなので、これを560kmも移動したということはメロウェ空港からダーマル経由でハルツームに向かった=ナイル川の西側地域はRSFが支配しているという意味なのだろう。

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※アイキャッチの画像:Twitter経由

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