フィリピンのマナロ外相と中国の秦剛国務委員兼外相は4月22日にマニラで会談を行なった。マナロ外相は台湾海峡での緊張が高まる状況に懸念を表明し「独立外交」を追求すると強調した。一方秦剛国務委員兼外相は「激動する地域情勢」の中で両国の安定した関係が、地域諸国の願いにも応えると答えた。
さらにマナロ外相は南シナ海問題における両国の立場の違いに触れ、フィリピン漁業者の生計を守るための対策を模索するよう求めた。南シナ海では中国側がフィリピンの漁業者を漁場から締め出す事例が相次いでいる。
コメント欄では以下のような意見が並んだ。
・フィリピンが米軍との関係強化に向かっている。最近の動向として、新たな米軍基地が追加されたり、米比両国の軍事演習が行われたりしている。このような動きは、良い傾向だ。
・中国が2国間対話を主張しているが、フィリピンが米比同盟を利用して中国からの投資を狙っているかもしれない。
・フィリピン外相の「独立外交」は、中国に対して力のない外交だ。また、中国は周辺の小国が力を合わせた強い外交を最も恐れている。
・フィリピンは、米軍が撤退した後の21世紀で何が起こったかを痛感しているため、現在の政権下での言動は当然だ。また、今後の米比関係の展開に注目が集まる。
・会話や異なる見解が大事であり、フィリピン外相は国益に沿った発言をしている。一方で、日本の外相は情けない。
・日本が北方領土での漁業にロシアに金を払っていることはバカげた話だ。
・今後、日本の外相も闘う外相でなければ仕事が務まらない。
・ロシアや中国に対して、周辺国が同調していく懸念がある。
・フィリピンは厄介な国だ。