韓国駐車場崩落、酷い手抜き工事が原因だったと判明


仁川西区(インチョン・ソグ)の黔丹(コムダン)新都市マンション工事現場の地下駐車場の屋根層が先月末に崩壊する事故が起きた。

この事故は施工主であるGS建設が、鉄筋30本余りを入れずに工事を進めたことが原因であることが分かった。GS建設の独自調査の結果であるが、現在進行中の国土交通部の調査で他の原因が明らかになる場合もある。

GS建設は「超音波撮影を通じて設計とは異なって施工されたと推定される一部分を発見した」とし、「施工主が責任を認めて深く謝罪申し上げ、このような事実を直ちに事故調査委員会に知らせる」と明らかにした。GS建設は、「建物の安全確保に必要なすべての措置を取る」と付け加えた。

この事故が起きたマンションは、韓国土地住宅公社(LH)が発注してGS建設が施工していたもので、今年10月に完工する予定だった。事故が起きたのは、先月29日の深夜だったが、幸い人命被害はないだった。

GS建設は韓国建築構造技術士会と今後10週間、全国83カ所の現場の構造検討や現場調査などを実施することにした。まず施工過程と状態を確認し、これを土台に責任技術者と教授諮問団の総合所見を通じてマンション建築物の構造的安全性について入居予定者と直接確認する予定だそうである。

一方、国土交通部は、国土安全管理院の主管で行われている該当現場の精密調査を建設技術振興法に規定された「建設事故調査委員会」に拡大構成することにした。

委員長は湖西(ホソ)大学ホン・ゴノ教授が務め、委員会は精密調査に参加した従来の専門家3人を含めて、正確な技術的分析ができるように建築施工5人、建築構造5人、法律1人など関連分野専門家12人で構成された。調査完了期限は7月1日までとされている。

この事故は、韓国の建築業界において問題となっている建築現場の安全性問題の一例とも言える。過去にも、建築現場の安全管理不備による事故が発生しており、これによって建築業界全体の信頼性に懸念が持たれるようになっている。

コメント欄の意見:

・建設中の崩壊事故は手抜き工事の結果だが、幸いにも命に影響がなくて良かったと思う。ただ、この国の建設業者は手抜きをしてでもコストを削減する傾向があるので、今後も崩壊などの事故が起こる可能性がある。

・隣国の建設業者は利益を出すために手抜き工事や安価な資材で施工することが多い。海外の建設工事を受注するためには法外に安い値段を提示し、施工時に手抜き工事などをしてその埋め合わせをすることがある。その結果、ダム崩壊、ビル崩壊、橋崩落、スタジアムの屋根崩落、高層ビルの傾きなどの事故が多発している。

・鉄骨を組まずにコンクリ打ちした場合、自重で崩壊する可能性がある。コンクリも容量より少なく見積もっていた場合、水増しをして流し込んでいた可能性がある。この国の建設業者は手抜きをすることが多いため、巧妙な手抜き工事を学んでいく可能性がある。

・日本では、配筋が終われば検査が行われる。組み筋の設計図通りかどうか、コンクリートの強度試験なども行われる。しかし、この国の建設業者は配筋やコンクリートの強度試験をしていない可能性がある。施工主の責任だけでなく、建築会社がなぜそれをOKしたのかが不思議だ。

・鉄筋の間隔を広げたり、鉄筋の代わりに石油缶を詰めたりする手抜き工事はよく聞く話だ。この国の建設業者が手抜きをしている可能性が高いため、今後も崩壊などの事故が起こる可能性がある。

・この国の建設業者が海外に進出していることが不思議だ。この国では、このレベルの事故を起こす会社がまだ存在している。

衝撃の韓国新都市駐車場崩壊…「施工主が鉄筋を入れなかった」



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