お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸さん(54)が、7月31日放送のBS朝日「家呑み華大」に出演し、自身の心に深く響く「隠れた名曲」の存在を明かしました。その歌は、多くの共感を呼ぶ深い歌詞を持つ、まさに人生のテーマソングとも言える一曲でした。
松本人志のコント番組『MHK』を彩った「ふうせんガム」
番組内で博多華丸さんが「隠れた名曲」として紹介したのは、シンガーソングライター竹原ピストルさんの楽曲『ふうせんガム』です。この曲は、かつてNHKで放送されていた松本人志さんによるコント番組『MHK』の主題歌として使用されていました。華丸さんはこの曲について「凄くいい歌なんやけど、カラオケにないの!」と、その素晴らしさと共に、多くの人が共有できないもどかしさを告白しました。
博多華丸が「隠れた名曲」について語る姿。
「やりたいこと」と「やらなかったこと」に秘められた深い歌詞の魅力
華丸さんが特に感銘を受けたのは、『ふうせんガム』の歌詞に込められた深いメッセージです。「やってないことはきっと最初からやりたくなかったことさ、やっていることはきっと最初からやりたかったことさ」という一節を引用し、「すっごいいい歌」と熱弁しました。
この華丸さんの言葉に対し、相方の博多大吉さんも深く共感。「この歳になったら『あれをやっておけばよかった』と思うこと山ほどあるけど、そもそもそれは、そんなにやりたくなかったことだよって。(笑い)。今さらグズグズ言うなと。今まで好きなことやってるんだから」と、多くの人が抱える後悔の念に対し、新たな視点を与えました。
華丸さんもこれに同意し、「そうなの!ってことはやってないの。急に始めたねって感じやけ、ハマったねってことは、もともとやりたかったことなの。よくできた歌なの」と、自身の経験と重ね合わせながら、楽曲が持つ本質的なメッセージを改めて強調。その上で、「でもカラオケできない」と、再びその残念さを語りました。
竹原ピストルが熱唱する様子。彼の「ふうせんガム」が博多華丸の心に響く。
隠れた名曲、今後の広がりとカラオケ化への期待
博多華丸さんが明かした竹原ピストルさんの『ふうせんガム』は、単なる一曲に留まらず、多くの人々の心に響く人生訓を含んでいました。自身の選択と向き合い、今を肯定するメッセージは、現代社会で生きる私たちにとって大きな示唆を与えてくれます。このような「隠れた名曲」が、テレビ番組での紹介を機に、より多くの人々に届けられ、いつかカラオケでも歌えるようになる日が来ることを期待します。