「上げ馬神事」投稿で批判殺到の米販売店が謝罪 出走の馬が予後不良で安楽死「重く受け止め」

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「上げ馬神事」投稿で批判殺到の米販売店が謝罪 出走の馬が予後不良で安楽死「重く受け止め」

4日、多度祭の様子を伝える三重県桑名市のツイッター(@kuwana_city)

【写真】店主が共同馬主を務め、神事に出走した馬(ツイッターから)

 「上げ馬神事」は700年近い伝統を誇る神事で、若者が馬にまたがり人馬一体となって約2メートルの土の壁を乗り越え、その回数で農作物の作柄を占う。新型コロナウイルスの影響でこの3年は中止されていたが、今年は4年ぶりに復活。人馬一体となった勇壮な姿を楽しむファンが多くいる一方で、騎乗した人とともに馬が骨折などの重大な怪我を負う危険性もはらんでおり、以前から動物虐待という声も上がっていた。市の公式アカウントでも神事の様子を紹介した投稿が炎上。余波が広がっていた。

 多度大社前に店を構える同店は、店主が共同馬主となっていた馬が神事に出走すると投稿。しかし、神事で馬が大ケガを負ったという情報がコメント欄などで拡散されて批判が殺到していた。

 この日の投稿では文書画像で「令和5年多度大社上げ馬神事に関する弊社投稿に関して大変多くの皆様にご不快な思いをさせてしまいました事を深くお詫び申し上げます。Twitterでの投稿後、メール・お電話なども含め非常に多くのお怒り、お叱りの声 お問い合わせを頂戴し本来であればもっと早くに何らかの声明を出すべきではございましたが、現在、店主石川信介を始め、家族全員が不安定な精神的状況にあり対応させていただく事が困難な状況の為、本人に成り変わり、代理人によるお詫びとご報告をさせていただきます」と報告。

 神事に出走した「テイクワン号」について、「本年の上げ馬神事において弊社、多度大社前店店主が共同馬主を務めるテイクワン号が予後不良となり安楽死に至りましたことは事実であり店主を始め共同馬主一同大変、重く受け止めております。テイクワン号に対し心より哀悼と謝罪の意を捧げます。テイクワン号につきましては、事故発生後直ちに獣医師へ連絡し、その指導のもと対応、診断をお願いしております。処置後につきましては、関係法令に則り正式な手続きにて専門の方にお願いを致しました」とした。

 神事への批判が殺到していることについて「生まれた時から生活の一部として、子どもの頃より毎年5月には神事に参加するということが、生活の一部でもあり、誇りでもございました。こういった状況から世間一般の皆様との認識や意識に大きな違いがあったことが前提にございます」とした上で、「上げ馬神事には毎年18頭の祭馬が上げ馬に挑みますが、その中の1頭の共同馬主として弊社店主が参画しております。神事が祭馬に与える危険性は認知をしながらも、この20年一度も店主の参画する団体では祭馬の予後不良は発生しておらず、危険性の認識が大きく一般の認識と齟齬をきたしておりました事を今回のテイクワン号の事故により痛感し、反省をしております」とした。

 一方で「一部ご質問があるような、馬を死に至らしめることを目的とした神事ではなく、また馬主もそのような事を当然という意識は全くございません」と記した。

 来年以降の神事のあり方については「神社御厨など関係者の皆様により協議がなされるものと聞いております。しかしながら店主としましては、これまで本人が持っておりました上げ馬神事への認識や理解が世間一般の皆様と大きく乖離をきたしておりましたことに衝撃を受けており本年をもって共同馬主への参画は見合わせ、神事へは別の形での奉仕の形を模索していく考えでございます」と馬主としての参画を取りやめることを決めた。

 「ごく一部営業を妨害する事を意図した投稿や、中傷を目的とした攻撃がございます事も事実ですので、明らかな攻撃性があり本人や家族の身辺に危険が及ぶような内容につきましては現在、 所轄の警察署と弁護士に対してご相談をさせていただいております」と度を越した投稿に対応していく方針を記載した。

 市のツイッターによると「上げ馬」は4日は12回挑戦で成功ゼロ、5日は6回中3回成功したという。ツイッターには「馬は大丈夫ですか」「神事でどうしてもやりたいというなら、馬にとって危険じゃないレベルで」「明らかに時代錯誤」など、批判的な声が並んでいた。

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