芳根京子「それパク」大苦戦…“低視聴率女王”のレッテルでも主演起用が続くワケ


芳根京子「それパク」大苦戦…“低視聴率女王”のレッテルでも主演起用が続くワケ

芳根京子(C)日刊ゲンダイ

日テレ「それってパクリじゃないですか?」芳根京子には“お仕事ドラマ”がよく似合う

 日本テレビの水10ドラマといえば、2017年7月期の「過保護のカホコ」や2019年1月期の「家売る女の逆襲」、2021年8月期の「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」など、女性ヒロインが活躍する作品が目立つ。女性からの支持が厚いドラマが多い枠だが、今期は伸び悩んでいるようだ。

 芳根は安定した演技力を持ち、昨今は「オールドルーキー」(TBS系)や「真犯人フラグ」(日テレ系)で仕事が出来る女性を演じた。その印象が強かった分、今作のポンコツすぎる主人公にはがっかりしてる人も多いようだ。ネットでは、

《芳根ちゃんは、最近ではサバサバ仕事が出来る役が似合ってたし、主人公がとにかくイライラしてウザい》

《こういうニッチな? 業界のドラマって全般的に好きなんですよ。だからこそ知財を扱ったこのドラマ、それなりに楽しんでみていましたが、今回のは主人公のポンコツぶりも含めて、いくらなんでも現実離れしてる》

 と、不評の理由が並んでいる。

■知的財産保護という、珍しいお仕事ドラマなのに…

「『それってパクリじゃないですか?』が伸び悩んでいる理由の一つとして、同時間帯に放送されている波瑠さん主演の『わたしのお嫁くん』が好調で、リアルタイムの視聴者が奪われていることも大きいでしょう。その分、見逃し配信が伸びて欲しいところですが、放送後にTverドラマランキングの上位にランクインすることはほとんどありません。お気に入り登録者数も『わたヨメ』の約91万人に比べ、『それパク』は約46万人とパッとしません」(ドラマ制作関係者)

 今作は”知的財産保護”を軸にしたオフィスエンターテインメント。過去にも校閲や公正取引委員会など普段知り得ない仕事について知れるドラマがあり、評価も高くなる傾向にあったが……。

「知財の仕事について全く知らない視聴者目線でわかりやすく伝えるために、ポンコツ役として主人公が機能しなければならない側面を差し引いても、喋り方も含めてイライラする描写が多すぎるのが、離脱する一番の原因となっているようです」(同)

 とはいえ、視聴者のイライラ度を増長させるほど、芳根のポンコツ演技が上手いという見方もできる。

「芳根さんはキャラ作りがうまく、キャスティングの際に、監督などがイメージしやすいということも安定して主演に起用される理由ではないでしょうか。どんな役も無難にこなせて、監督やスタッフなどがイメージしている部分を形に出来る器用さもある。主演作品がいくら低視聴率でも今後の起用は続きそうです」(同)

 芳根の達者な演技が仇にならないことを祈るばかりだ。



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