多岐にわたる才能を発揮し、タレント、YouTuber、美容家として活躍するアレン様。その輝かしい現在の姿の裏には、いじめ、少年院といった壮絶な過去と、総額1億円にものぼる美容整形への決断があったことが明らかになりました。ABEMAオリジナルのバラエティ番組『ダマってられない女たち season2』#9での密着取材を通して、アレン様が「本当の自分」を見つけるまでの苦悩と、ファンへの深い感謝の念が語られました。
『ダマってられない女たち season2』で自らの過去を語るアレン様
壮絶な幼少期：いじめと非行が彩った学生時代
アレン様のルーツを辿ると、高知県帯屋町での幼少期にまで遡ります。小学生の頃から「女っぽい趣味を持つのはダメ」と好きなものを我慢し、クラス全員から悪口が書かれた紙が回されるなど、継続的ないじめに遭っていました。「本当の自分を押し殺していた」と当時を振り返るアレン様にとって、学生時代は苦痛に満ちたものでした。中学時代もいじめは続き、やがて不登校に。精神的な負担から非行に走り、補導されて少年院送致となる経験もしています。当時の行動を「本当に迷惑なことばかり」と反省しつつも、「あのコミュニティがあったから、色々なことを吐き出せた」と、その中にわずかながら救いを見出していたことも明かしました。
東京での新たな挑戦：整形とタレント活動の光と影
18歳になったアレン様は、長年の憧れだった東京へと上京します。自身の劣等感と自己肯定感の低さをバネに、「綺麗になっていじめていた同級生たちを見返したい」という強い思いから美容整形をスタート。これまでに総額1億円を費やしてきたといいます。その整形への姿勢がテレビ局の目に留まり、タレントデビューを果たしますが、番組の編集によって「整形に狂った男」というイメージがつきまとい、再び「本当の自分」を押し殺す日々を送ることになります。
しかし、この困難が転機となりました。周囲の目を気にせず、ありのままの自分をストレートに表現する動画投稿を始めたところ、その独自のスタイルが若者たちの共感を呼び、人気が急上昇。わずか5年間でSNSの総フォロワー数は100万人も増加しました。自分の言葉で本音を語ることで、ようやく「本当の自分」を解放できる場所を見つけたのです。
ファンへの深い感謝とプロフェッショナルな姿勢
「人生は学びの連続」と語るアレン様が、今の活動で最も大切にしているのがファンの存在です。ファンが自分に仕事を与えてくれているという感謝の気持ちを常に忘れず、公開収録ではファンレターを直接受け取ったり、写真撮影に応じたりと「神対応」を欠かしません。
さらに、ファンへの恩返しとして、36人限定の1泊2日バスツアーを企画。参加費用が1人25万円という高額にもかかわらず、アレン様は参加者一人ひとりと丁寧に会話し、ホテルの部屋を訪れて直接交流するなど、濃密な時間を提供しました。このバスツアーを「トラウマ級に、体力も心もすり減るキツい仕事ランキング1位」と笑顔で語りながらも、「25万円も払うなら、あれもこれもやって欲しいと絶対思う。だからこそ自分が全部プランニングする」と、ファンへの深い愛情とプロフェッショナルなこだわりを持ってイベントを企画していることを強調しました。
「理想のアレン様」と「ありのままの自分」の狭間で
熱狂的なファンからの支持を受ける一方で、アレン様は正直な胸の内も明かしています。「理想の“アレン様像”を作り続けることは、正直問題、結構疲れる」と本音を吐露。「ファンに応えようという気持ちが先行しちゃう」と語る通り、今もなお“ありのままの自分”と“ファンが求める自分”との間で葛藤を続けています。壮絶な過去を乗り越え、自身のアイデンティティを確立してきたアレン様ですが、その道のりは決して平坦ではなく、常に成長し続ける「学びの連続」であることを示唆しています。
アレン様の人生は、自己肯定感の低さや劣等感を乗り越え、自分らしい生き方を追求する力強いメッセージを投げかけています。彼の物語は、多くの人々に勇気と希望を与え続けています。
参考文献:
- ABEMA TIMES. (2023年10月31日). アレン様、いじめ・少年院・整形を経て取り戻した「本当の自分」を語る『ダマってられない女たち season2』. (Yahoo!ニュース経由).
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ce99f5db92e33267783c113d322e76521f74f73
