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4月に行われた統一地方選挙。維新は、創設以来党の顔であり、かじ取り役だった橋下徹さんに続き、松井一郎さんも引退。それでも、大阪市議会で初めて過半数を獲得するなど、これまでにない圧倒的な強さを見せつけた。
【画像】「維新vs反維新の構図では勝てない」と政治学者
橋下徹さん、松井一郎さんが引退 それでも見せつけた圧倒的な強さ
大阪維新の会 吉村洋文代表(5月9日の会見):
大阪府、大阪市一体で成長戦略を実行する。府民の皆様と約束したことを必ず実行していく
裏を返せばそこには敗者の存在も…
自民党・原田亮前大阪府議団幹事長:
全然支持されてないし(自民党大阪府連を)解体するしかないって思っている議員は、たくさんいらっしゃると思います
大阪で大敗した自民党では、大阪府連の「解体論」も浮上!?
関西学院大学法学部 善教将大教授:
維新VS反維新みたいな対立軸だと勝てないんですよ、絶対。絶対勝てない
維新一強となった大阪。その先にあるものとは…
統一地方選で維新圧勝 議会でも過半数獲得 自民は完敗
4月行われた統一地方選挙で、維新は、大阪府知事と市長の「ダブル選」に加え、奈良県知事選や衆議院和歌山1区の補欠選挙でも勝利。
さらに…
維新大阪府議団 久谷眞敬代表(当時・4月25日)
55名の大所帯となった。維新のパワーがあって当選された
大阪府議会では、改選前から10議席増やし、79議席のうち55議席を獲得。
大阪維新の会 吉村洋文代表(2022年12月20日全体会議):
政策を実現する上でも過半数を目指すのは、当たり前だと思っています
吉村代表が進退をかけて挑んだ大阪市議会選挙でも、定数3から6の選挙区では、2人から3人の当選者を出し81議席中46議席と、過半数を獲得した。
その裏で大敗したのが、大阪の自民党だ。大阪府連が自主支援した大阪府知事選と大阪市長選の候補者が大差で落選したほか、府議会で9議席、市議会で3議席を失い、大阪府連・大阪府議団そして、大阪市議団の3人の幹事長も落選した。
中でも、府議団の幹事長だった原田亮さんは、維新が掲げる「都構想」に賛成したり、議員特権を廃止する条例改正案を提出したりするなど、維新と是々非々で議論してきた若手エースだ。
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