大阪市住吉区の自宅から外出した後、行方不明になっていた小学6年の女児(12)が栃木県小山市の交番で保護された事件で、女児は交番に駆け込んだ際、スマートフォンを所持していなかったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。一緒にいたとみられる男(35)が取り上げていた可能性もあり、栃木県警や大阪府警が男から詳しい事情を聴いている。
捜査関係者らによると、女児は17日午前に自宅を出た際、スマートフォンと千円程度の現金などを持っていた。同日午前10時半ごろに、女児の友人が無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送ったメッセージは既読となったが、それ以降、スマートフォンの電源は切れた状態が続いていた。