イランとアフガニスタンが武力衝突、タリバン元司令官もテヘラン占領発言で挑発

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イランとアフガニスタンの国境沿いで武力衝突が発生して死傷者が発生しており、衝突の原因はヘルマンド川の水利権に関係している可能性が高く、タリバンの元司令官は「長老達の許しさえあればテヘランを占領する」と息巻いている。

長老達の許しさえあればテヘランを占領できる。我々はアメリカ人との戦いよりも熱心にイラン人と戦うだろう

イラン・スィースターン・バルーチェスターン州とアフガニスタン・ニムルーズ州の国境にある検問所付近で武力衝突が発生、両国とも「相手が先に攻撃を始めた」と主張しているが、ここは「アフガニスタン西部地域からイラン東部地域に向かって伸びるヘルマンド川の水量をタリバンが制限した」とイランが非難していた地域で、アフガニスタン側は水量制限を否定しているものの「イランは対価を支払わずヘルマンド川の水資源を利用している」と主張もあり、武力衝突の原因は水利権に関係している可能性が高い。

イランとアフガニスタンが武力衝突、タリバン元司令官もテヘラン占領発言で挑発

出典:GoogleMap 管理人作成(クリックで拡大可能)

タリバンが運営する内務省の報道官は「ニムルーズ州の検問所に向けてイラン側の国境警備隊が発砲して我々の反撃を受けた。現在の状況は制御下にあり、我々は近隣諸国との争いを望んでいない」と、イラン側の治安当局者は「タリバンが国際法や近隣関係を遵守することなく検問所で銃撃を開始した。我々は優れた重火器を使用して敵に深刻な損害を与えた」と述べている。

因みにイランに批判的な言動を繰り返して司令官の地域を解任されたタリバンのアブドゥル・ハミド・コラサニ氏は「長老達の許しさえあればテヘランを占領する。我々はアメリカ人との戦いよりも熱心にイラン人と戦うだろう」と述べており、タリバン内部には1973年の合意(年間8.5億立方メートルの水をヘルマンド川からイラン側に供給する義務)に違反していると非難するイランを快くおもっていない勢力が一定数存在するらしい。

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※アイキャッチ画像の出典:pixabay

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