【叡王戦】防衛王手の藤井聡太叡王、第4局へ「精いっぱい指したい」震災犠牲者へ献花と黙とうも

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【叡王戦】防衛王手の藤井聡太叡王、第4局へ「精いっぱい指したい」震災犠牲者へ献花と黙とうも

叡王戦第4局の前日に浄土ケ浜レストハウス前で献花を行った藤井聡太叡王、立会人の森内俊之九段、菅井竜也八段(左から)

 藤井にとって被災地での対局は一昨年10月、福島県いわき市で行われた竜王戦7番勝負第3局以来。「ここに来る途中で津波の到達表示を見るなど、被害の大きさを痛感しました。そのなかで復興しているという印象が強いです」と感想を述べた。

 献花の前には昨年7月に復活した遊覧船「うみねこ丸」にも乗船。クルージングを楽しみながら、うみねこへの餌づけも体験した。こちらは「餌をうまく投げられませんでした」と苦笑する。叡王防衛と3連覇まであと1勝としているが、対局モードにはこれから切り替える。「多くの方の注目に応えられるよう、精いっぱい指したいです」と抱負を語った。

 対する菅井は「宮古は空気がいいし、将棋に集中できそう。負けてしまうと終わってしまう。最終局に持って行けるよう、精いっぱい頑張りたい」とコメントした。【赤塚辰浩】

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