空き店舗に遺棄、全身を布に巻かれ 熊本・女性殺害事件の「なぜ」

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空き店舗に遺棄、全身を布に巻かれ 熊本・女性殺害事件の「なぜ」

女性が遺棄された雑居ビル前(撮影・小笠原麻結)

【図解】熊本女性殺害事件の経緯

 熊本県警の捜査本部によると、女性は5月28日午前1時ごろ、中央区のアルバイト先を退勤し、交際相手の男性にスマートフォンで「帰る」とメッセージを送り、ビル方面に歩いて向かった。周辺の防犯カメラの映像をつなぐ「リレー方式」で確認しているという。

人影まばらな都心の一角

 アルバイト先の前から、飲食店が立ち並ぶ下通アーケードへ。熊本市随一の繁華街はにぎわっていたが、直進して道路を渡り、上通アーケードへ入ると人通りがぐっと減った。アーケードを抜け、事件現場の雑居ビルが面する「並木坂」という通りに出る。一方通行の車道で両脇に歩道があり、街灯はついているものの薄暗い。この辺り、さらに人影はまばらになった。

 記者が現場の雑居ビル到着に要した時間は、約15分。被害者の女性は、ビル近くの防犯カメラに1人で歩いている姿が写ったのを最後に、足取りが途絶えた。都心部の一角とはいえ、未明の薄闇に心細さが募る。帰宅途中という中央区在住の女性(29)を見かけ、取材すると「いつも音楽を聴きながら、誰とも目を合わさないようにして歩いている」と話した。実は、人目につきにくい場所、なのかもしれない。

人の出入りない現場の7階

 近隣住民らによると、1、2階に店舗が入り、3~6階は住居となっている。遺体が置かれていたとされる7階と、8階はカラオケ店跡で、現在は空き店舗。1階から7階まで直通するエレベーターがあるが、利用できない状態だったという。6階から7階へは、非常階段で移動できる。ただ、普段は人の出入りがない。現場の7階へ行くには、(1)6階までの住民用エレベーターを使用後、非常階段を上る(2)階段のみを利用(3)7階直通のエレベーターを稼働させる-ということになる。

 捜査本部は、7階が空き店舗であることなど、ビルの事情を知る人物が殺害などに関与した疑いが強いとみている。

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