わなにかかった体重120キロのヒグマ　猛スピードで突進、爪で攻撃

2021年6月、箱形のわなで捕獲した雄のヒグマ。推定で13歳、体重280キロだった=北海道岩見沢市、ファーミングサポート北海道提供

　ヒグマがわなにかかった様子を、鳥獣被害対策に取り組むNPO法人「ファーミングサポート北海道」が動画におさめた。

【動画】わなにかかった体重120キロのヒグマ。人間が近づくと猛スピードで突進、爪で攻撃

　撮影されたのは今年5月26日。北海道岩見沢市内に仕掛けた箱形のわなの様子を見に行くと、推定7歳、体重120キロのメス1頭がかかっていた。

　人間が近づくと、ヒグマはオリに向かって猛スピードで突進。ツメを向けて攻撃的な動きを見せた。動画には、荒々しい呼吸の音も記録されている。ファーミングサポート北海道によると、5月に入ってヒグマの捕獲はこれで3頭目という。

　北海道内ではヒグマの目撃情報が各地で相次ぎ、通報件数はここ5年間で最多のペースとなっている。（岡田昇）