「だから生き抜く。絶対に外に出て死ぬ」 仮釈放が実現しない“マル特無期” 死刑を免れた男達の“生”への執念【報道特集】

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「だから生き抜く。絶対に外に出て死ぬ」 仮釈放が実現しない“マル特無期” 死刑を免れた男達の“生”への執念【報道特集】

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■死刑囚 最期の言葉「お世話になりました」

周辺を威圧するように立つ巨大な建物、東京拘置所。全国100人余りの確定死刑囚のほぼ半数が収容され、“絞首刑”が厳然と行われている。しかしその実態は殆ど明らかにされていない。

1冊の短歌集。この中に死刑執行の様子を詠んだ短歌が入っている。

『朝寒の ともしび揺れる刑場に 神の子として死刑囚ありき』

作者は執行の責任者だった辻武司氏(仮名)だ。執行されるのは身代金目的で殺人事件を起こしたA死刑囚。

ある朝、辻氏は食事を終えたAの独房に行き『神父さんが用事があるそうだ』と他の死刑囚に気づかれないように声をかけた。Aは逮捕後、精神的な安らぎを求めてキリスト教の洗礼を受けていた。

辻武司氏(仮名)
「全然取り乱すことはなかったですね。顔がちょっと紅潮したような記憶があります」

刑場にAと神父、2人が歌う賛美歌が響いた。

辻氏
「よどみなく歌ってましたね。神の元に行くという気持ちでいたんじゃないですかね」

お茶と最中(もなか)、それに煙草が勧められた。

辻氏
「煙草をうまそうに吸っていましたね。最中(もなか)という字を見て『最中(さいちゅう)と書くんですね。私は死刑執行の“最中”』というようなことを言ったんです」

『包み紙に書かれし最中(もなか)の文字見て刑執行の最中(さなか)とつぶやく』

1メートル四方の踏み板の上でAに頭巾が被せられ首に太い縄が巻かれた。刑務官3人が同時にボタンを押した。踏み板が外れAの体が4メートル下に落ちていく、とその瞬間、信じられないことが起きた。

辻氏
「『お世話になりました』というのが耳に残っています。(今でも聞こえますか?)残ってますね」

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