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滑走路に寝っ転がって撮影する人も
福岡市博多区の福岡空港では、飛行機が慌ただしく発着する滑走路が深夜、工事現場に変わる。混雑解消に向けて増設工事が進められている現地が9日夜に公開された。広大な滑走路を歩くと、飛行機に乗らずとも、心は空高く舞い上がった。
【写真】滑走路表面の無数の溝
「デミー博士」の愛称で土木の魅力を発信する長崎大の出水享(でみずあきら)さんが見学会を企画し、九州地方整備局の博多港湾・空港整備事務所の協力で実現。全国の航空ファン約60人が参加した。
工事は空港を運用しない午後10時半~午前6時の間に行う。駐機場の飛行機を横目に、バスに乗って現在の滑走路へ。参加者は地面を触ったり、寝そべったりして撮影を楽しんだ。
滑走路の表面には無数の溝が刻まれている。排水性を高め、摩擦抵抗を増すのが目的。1時間に平均32便が発着するといい、タイヤ痕の部分だけ艶やかだ。
2500メートル滑走路を増設し、誘導路を二重化することで混雑解消を目指す。液状化対策の地盤改良、滑走路や誘導路の舗装工事は残り1年。安全確認の期間を経て、2025年3月に供用開始予定という。出水さんは「土木の仕事に携わる人が減る中、眠らずに空港で働く人たちを応援してほしい」と話す。
(野村大輔)
西日本新聞
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