17歳“撮り鉄”高校生 踏切非常停止ボタン6カ所押し、書類送検「好きなアングルで撮影したかった」

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 男子高校生は電車撮影が趣味の“撮り鉄”で、書類送検容疑は1月7日に沼津市内のJR東海道本線・三島―沼津間の計6カ所の非常ボタンを押し、列車の運行を妨害した疑い。「好きなアングルで撮影したかった」「良い写真を撮るために電車を遅らせようとした」などと容疑を認めているという。

 JR東海によると、同日は午前6時49分から同7時7分ごろのわずか20分弱で非常ボタンが6回扱われたという。これにより、上下計6本を全区間運休、上下計14本を部分運休。ほかにも上下計9本が最大58分遅れ、約4970人に影響が出た。

 電車を故意に遅延させたり止める行為は「遅延や運休で失われた運賃収入」「他の事業者に支払う振替輸送費」「対応の人件費」「事故になった場合は復旧費」など、鉄道会社の損害になる。規模が大きければ数千万~数億円の損害。全てを請求されることはほとんどないが、数百万円の損害賠償を請求される場合もある。

 今回の高校生の行為による損害は、JR東海では「公表していない」としているが、インターネット上では「スシロー」がしょう油差しをなめた少年に約6700万円を請求したことを念頭に「容赦なく賠償請求した方がいい」と厳しい声も上がっている。

 JR東海では「鉄道ファンの方々に限らず、列車の安全な運行を阻害するような行為はお控えいただきたい。それぞれがマナーを守っていただくことが重要だと考えている」とコメントした。

 ≪“迷惑鉄”アラカルト≫

 ▼線路内に発煙筒 19年2月、東京メトロ千代田線の線路に発煙筒が投げ込まれ、電車が緊急停止。少年ら4人を逮捕。動機は撮影のため「緊急停止するのを見たかった」。

 ▼鉄橋に侵入 21年3月、橋のたもとからJR中央線の線路内に侵入。約30分運転を見合わせることとなり、男2人が逮捕。男の一人が「高く売れる写真を撮りたかった」と供述した。

 ▼営業終了後の駅に侵入 22年9月、阪急京都線長岡天神駅に営業終了後に侵入したとして、男2人が逮捕。「試運転の車両を撮りたかった」と供述。

 ▼乗降ドアを勝手に施錠 22年10月、JR東海道線の乗降ドアを勝手に施錠し、運行を妨げたとして男子高校生2人を逮捕。電車を撮影していた際に注意されたことに腹を立て犯行に及ぶ。

 ▼カシオペア緊急停止 今月3日、栃木県矢板市の線路内に撮影目的で3人が侵入。寝台特急「カシオペア」を緊急停止させ、14分の遅れが生じた。3人は線路脇から逃亡した。

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