女性司会者がフォーク攻撃/遺書見せ「死ぬ」…韓国で相次ぐ生配信中の衝撃場面


女性司会者がフォーク攻撃/遺書見せ「死ぬ」…韓国で相次ぐ生配信中の衝撃場面

ニャムニャムチャンチャンが仲間のカムソンヨウルに暴行を加える様子(写真=オンラインコミュニティキャプチャー)(c)news1

レースクイーン出身のBJのC氏は今月11日、京畿道(キョンギド)富川(プチョン)地域の仲間のBJたちと飲み会で争いになった後、帰宅してユーチューブライブ放送を始めた。彼女は遺書を公開し、自殺の可能性をほのめかした。このチャンネルを見ていた一部のBJは、からかって自殺を促した。その後、C氏は「私が死ぬかどうか見ててよ」とカメラから姿を消し、C氏の家に出動した119救助隊員の映像を最後にライブ放送は終了した。

◇フィルタリングなく未成年者に

韓国で最近、ユーチューブ生放送中、こうした暴力的な場面がフィルタリングなしに未成年者を含む視聴者に露出される事故が続いている。グーグルのユーチューブ政策上、映像に対して事後制裁をするしかなく、このような危険は今後も続く恐れがある。グーグルの事後審議前に、視聴者の申告などをもとに衝撃的映像を一時的にでもブラインド処理できる方法が必要だという指摘が出ている。

グーグルによると、ユーチューブはコミュニティガイドラインによって視聴者に衝撃や嫌悪感を呼び起こす暴力的または残忍なコンテンツ、または他人に暴力的な行動を助長するコンテンツを許可していない。これは録画映像だけでなくストリーミング映像と掲示文、コメントすべてに適用される政策だ。

ただ、これは視聴者から多くの申告などがあってようやく事後的に制裁に入る形式だ。また、初めてガイドラインを違反した場合、制限措置なしに注意だけされ、90日以内に警告を3回受けて初めてチャンネル閉鎖になる。ただの1回でも深刻なサービス悪用が発生する場合などにもチャンネル閉鎖が可能だが、これに対する具体的な解説はない。

グーグルは、最近発生したユーチューバー間の凶器傷害事件など、特定事例に対するチャンネル閉鎖の可否について明らかにすることは難しいという立場だ。事故が発生するたびに恣意的にチャンネル閉鎖の可否を判断される心配があるためだ。

さらに、制裁措置までかかる時間もまちまちで、直ちに有害なコンテンツが視聴者に与える悪影響を防止することはできない。

◇ブラインド処理の必要性

こうした暴力的な場面は視聴者にPTSD(外傷後ストレス障害)を残す恐れが大きい。特に特定ユーチューブチャンネルを登録する人たちはユーチューバーの事件・事故を親しい知人のことのように受け入れてしまう心配がある。

大韓精神健康医学科医師会のチョ・ソンウ医務理事は次のように危惧する。

「自分がフォローして好きだったインフルエンサーについて視聴者は、自分と親しい間柄だと考え、この人たちが事故や災難に遭った場合、まるで家族や友人がやられているかのように受け入れ、間接経験によるPTSDになる可能性がある。インフルエンサーに影響を受けやすい人々は、青少年のように心理的に脆弱な場合が多いため、相対的にさらに良くない影響を受ける可能性が高い」

このため、ユーチューブストリーミング中に暴力的な映像が続いたり予想されたりする場合、視聴者からの申告が多ければ一時的にチャンネルをブラインド処理する措置が必要だ。

ネイバーブログやカカオトークのチャットルームでは、問題のあるコンテンツが掲載された場合、多数の申告があればまずはブラインド措置した後、その後の審査を通じてブラインド継続の可否を決める。この方法をユーチューブにも適用すべきだということだ。最近発展しているAI(人工知能)技術を適用し、事前ブラインド措置を強化することも可能だ。

最近、メディアも「自殺」という単語を避け、具体的手段を表記しないなど言論指針を整備している。ユーチューブのようなプラットフォーム業者なども専門家団体と協議して基準を定め、問題になるストリーミング映像を視聴者から直ちに遮断できる方法を講じる必要がある――チョ・ソンウ氏はこう強調する。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News

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