マイナンバー、拙速の代償 「デジタル社会のパスポート」に不信感も【解説委員室から】

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参院地方創生・デジタル特別委員会と厚生労働委員会の連合審査会で、マイナンバーカードを巡るトラブルについて陳謝する河野太郎デジタル相=5月31日、国会内【時事通信社】

【図解】マイナポイント誤付与の一例

マイナ保険証使えず激高、警察沙汰も

 原因は、マイナンバーカードと保険証が一体化した「マイナ保険証」を巡るトラブルの続出だ。全国保険医団体連合会(保団連)が実施した医療機関の実態調査(中間報告)によると、マイナ保険証を使ったオンライン資格確認を開始した6062医療機関のうち64.8%でトラブルがあった。最も多いのは「無効・該当なし」と表示されるケース。被保険者情報が記録されたサーバーや事業所などによる被保険者の抹消や更新遅れ・不備に起因するエラーで、古い保険証の内容がデータ上で正しく切り替わっていないのが直接的な原因だという。

マイナンバー、拙速の代償 「デジタル社会のパスポート」に不信感も【解説委員室から】

マイナンバーカードと保険証の一体化が進みつつあるが…【時事通信社】

 6月2日に「オンライン資格確認マニュアル」が改訂されるまで、医療機関は「無効・該当なし」の患者に10割負担を請求することになっていた。上記の実態調査では、10割請求は893件に上る。医療現場の悲鳴も報告されており、「資格確認のため勤め先や本人に何度も電話する負担を強いられた」「『仕事を辞めてない』と(患者から)怒られた」「(マイナ保険証があれば)保険証がなくても受診できると役所で言われたと言い張って納得せず、待合室で大きな声で騒ぎ立てるためやむなく警察を呼んだ」というケースもあった。

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