ロシアのショイグ国防相は20日、ロシアが2014年に一方的に「併合」したクリミアについて、ウクライナが米英が供与した長距離ミサイルで攻撃するとの情報を得ていると述べ、実際に攻撃が行われれば、ロシアは報復すると警告した。4月撮影(2023年 ロイター/Adnan Abidi)
[20日 ロイター] – ロシアのショイグ国防相は20日、ロシアが2014年に一方的に「併合」したクリミアについて、ウクライナが米英が供与した長距離ミサイルで攻撃するとの情報を得ていると述べ、実際に攻撃が行われれば、ロシアは報復すると警告した。
ショイグ国防相は軍当局者の会合で、ウクライナが米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」と、英国の長射程の巡航ミサイル「ストームシャドー」を使い、クリミアを攻撃するとの情報を得たとし、「『特別軍事作戦』の範囲外でこれらのミサイルを使用することは、米国と英国が紛争に完全に巻き込まれることを意味し、ウクライナの意思決定中枢部への即時攻撃を伴う」と述べた。
ロシアはクリミアについて、ウクライナに対する「特別軍事作戦」と呼ぶものの範囲外と見なしている。