がん詐病の韓国歌手、33歳にて自宅で急逝 死去直前に遺した最期の文書には「この命で罪を償う」


がん詐病の韓国歌手、33歳にて自宅で急逝 死去直前に遺した最期の文書には「この命で罪を償う」

自宅で遺体となって発見(画像はYouTubeから)

【動画】生前のチェ・ソンボン

 2011年のオーディション番組「コリア・ゴット・ タレント」で準優勝し、歌手デビューを果たしていたチェ・ソンボン。5歳で施設を脱走した後、路上でものを売りながら生計を立てるなど、厳しい人生を生き抜いてきたとし、多くの人の心をつかんでいました。

 2021年1月にはステージ3の大腸がん、前立腺がん、甲状腺がんだと診断され、余命宣告を受けているとしており、入院費や治療費の不足で不安の中過ごしているとコメント。

 しかし、アルバム制作のために10億ウォン(執筆時の換算で約1億円)のクラウドファンディングを実施する中、詐病ではないかとの疑惑が浮上した結果、10月末には「現在がん闘病中ではなく、甲状腺がん、大腸がん、前立腺がん、肺と肝臓および腎臓転移の診断事実はすべて虚偽事実である」と謝罪。11月には日本でも報道される事態となりました。

 2021年当時にはお金を返すべく「地方の食堂で働いている」としていたチェ・ソンボンでしたが、2023年6月20日には自身のYouTubeチャンネルのコミュニティー機能を用いて遺書ととれる文章を投稿。

 「私の人生の最後にファンの皆さんに送る文章であり、この文章を目にしたなら私はすでに死んでいるでしょう」というくだりから始まり、「私の愚かな過ちと被害に遭われた方々に心から申し訳なく、何度も失敗しました。 過去2年あまり、後援金返還の問い合わせをくださった全ての方に返還をしました。 今は私の命で私の罪を償おうと思います」「今世は悲劇だが来世は幸せな人生で生を終えられますように」「私のせいで被害を受けた多くの方々に心から謝罪し、この命で罪を償う」(以上、日本語訳)など、一連の事件が背景となって亡くなったかのような内容となっていました。

 「朝鮮日報」の報道によると、警察が6月20日に当該文書を受けてソウルの自宅へ強制的に立ち入ったところ、チェ・ソンボンがすでに亡くなっているのを発見。「極端な選択」をしたと考え、正確ないきさつを把握するに努めるとしています。



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