公園に“市境の壁”、やめます 「何のため」新市長も答えに困り

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二つの公園の境付近にあるフェンス=神奈川県大和、綾瀬市境で2023年6月22日、佐藤浩撮影

【写真まとめ】延々とつづくフェンス…自転車進入防止の棒も

 両公園は、米海軍厚木基地の南にある。大和ゆとりの森は2007年開園。広さ17・7ヘクタールで、芝生グラウンド、遊具施設、テニスコートなどがある。綾瀬スポーツ公園は11年に開園し、15年に整備が完了。13・6ヘクタールで野球場、ソフトボール場、テニスコートなどを備える。

 ◇「管理を明確に」700メートル

 両公園の境は長さ約700メートル。植栽で区切られた所があるが、植栽がない部分に明るい青緑色のフェンス(高さ約1メートル)が延びる。

 大和市みどり公園課によると、フェンスは14、15年度に「両市の管理区分を明確にするため」に設置した。だが、利用者が行き来できるよう途切れた所もあり、あえて設置する必要性はなさそうだ。

 22日の大和市議会一般質問で、青木正始議員(自民党・新政クラブ)が、両公園でのマラソンの共催を提案。その際、フェンスについて「綾瀬市と大和市との仲たがいのために生じた壁と思っている利用者も少なくなく、誤解を招く恐れがある。今後の対応についてお聞きする」と質問した。

 4月の大和市長選で前市長を破って初当選した古谷田力市長は「“東西の壁”というか、市民から『行き来しづらいけど、何のためなの、フェンスは?』って言われた時、私も言葉が詰まるような……。『綾瀬市と大和市が、いろいろありましてね』と(答えた)」と答弁し、議場の笑いを誘った。

 そして「いろいろ」については言及せずに「これを機に、大和市と綾瀬市が、広域連携でお互い手を取り合って、市民の幸せのために皆が利用できればと思っている」と、フェンス撤去に前向きな姿勢を示した。

 大和市の撤去方針について、綾瀬市みどり公園課は「利便性が高まるし、まさに一つの大きな公園に戻る。望んでいたことがかなう」と歓迎している。【佐藤浩】

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