鹿児島県沖を航行した中国海軍のミサイル駆逐艦(防衛省統合幕僚監部提供)
防衛省統合幕僚監部は30日、中国海軍のミサイル駆逐艦など計4隻が鹿児島県沖を航行し、東シナ海から太平洋に向かったと発表した。うち1隻ではヘリコプター1機の着艦を確認し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。
防衛省は今回の動向を含め最近の中国軍の活動に対し、外交ルートを通じ意図を確認する「関心表明」をした。
防衛省によると、4隻のうちミサイル駆逐艦と揚陸艦は29日から30日にかけ、大隅海峡を東へ移動した。フリゲート艦と補給艦は29日、奄美大島沖を進んだ。
29日午後には、鹿児島県・草垣群島の南約40キロの東シナ海で、ミサイル駆逐艦にZ9ヘリが着艦した。