生成型AIを活用したわいせつ物をユーチューブで共有している一部チャンネル。映像は22個に過ぎないが、登録者は数十万人に達する。(YouTube画面キャプチャー)(c)news1
【07月02日 KOREA WAVE】生成型(Generative)AIの功罪は明確だ。
これまでになかった新たなテキストやイメージ、映像などを作り出すことに加え、わいせつ物製作や女性芸能人を性的対象にすることにも悪用されている。
一部のユーザーは、生成型AIを扇情的なコンテンツ生産に使うのだけでなく、収益化にも乗り出し、批判が高まっている。
◇扇情的な女性映像
ユーチューブの利用結果についてキーワード「AI」で検索すると最上段に「AIルックブック」「AI19」「AIルックブックスカート」などが登場する。通常、ルックブックはモデルや写真家が多様な服を見せるための映像だ。
生成型AIを悪用するユーザーは、扇情的な女性映像を製作制作し、ユーチューブで見せている。乗務員、警察官、アイドルなど特定職の女性を性的対象とし、流入を増やしていた。
ユーチューブにアップロードされたAIルックブック映像の中で、最も高い再生数を記録した映像は1861万回に迫った。AIルックブックを主にアップロードするチャンネルが続々と登場している。あるチャンネルは総動画が100本前後なのに、累積再生数は1700万を超えていた。
扇情的なイメージを収益に活用するケースもあった。
生成型AIを活用してイメージ・映像を製作するサイトでは、ユーザーが製作したコンテンツを売買できる。ユーザーは女性アイドル、女優の顔をもじったAIイメージを通じて登録者を増やし、個人サイトへのリンクも掲載した。サイトに接続すると、女性アイドルや女優の顔をあしらったAIイメージを1万8000ウォン(約1970円)前後で販売するウィンドウが表示される。
(つづく)
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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